ティーシェルジュ

自宅で簡単!チャイの作り方(マサラチャイ)

こんにちは、銀猫です。
今日は自宅で簡単にできるチャイの作り方を解説します。

今回作るチャイは、スパイス入りで華やかな香りが特徴のマサラチャイです。
一度濃縮ポーションのような濃い液体を作り、飲む直前に調整するスタイルなので、一度にたくさん飲めない!っていう方にもぴったり。
冷房などで冷えが気になったり、夏バテ気味で元気が出ないな~っていうときにもおすすめの飲み物ですよ!

「茶葉もスパイスもないよ!」「煮込む方法でお茶を淹れたことないな~」
っていう初心者さん向けに解説もしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

今回作るチャイについて

今回作るのは、日本でもよく見かけるマサラチャイです。
スタバやタリーズなど、大手カフェチェーンにある”チャイ”もこのタイプ。
主にインドでよく飲まれるタイプで、たっぷりスパイス・砂糖・ミルクを入れる飲み方が有名です。

現地ではダストタイプの非常に細かい茶葉を活用するので濃く・渋く出やすく、砂糖・ミルクは欠かせない飲み物。

今回は日本でも入手しやすく飲みやすいアッサムCTCという茶葉を使い、ストレートでもミルク入りでもおいしく飲めるバランスにしてます。

さらに一旦濃縮のチャイベースに仕上げるため、数日は冷蔵で保存可能。
飲む前にミルク・砂糖・お湯などをお好みで加え、調整できるので飽きにくいです。
後からスパイスを足したりアイスティーにするなどアレンジも幅も広がって便利ですよ!

材料とおすすめの入手方法

マサラチャイの主な材料と今回の分量はこんな感じです。

濃い濃縮タイプをつくるので茶葉・スパイスの量が多いという点にご注意ください。
「香りが強すぎるとすぐに飽きてしまう」という方もいると思うので、スパイスの量はお好みで調整するのがおすすめです。

また、飲む前に加えるものとして

があります。
たっぷりあったほうがおいしく仕上がるので、あわせてご用意くださいね。

材料はどうやって集めるの?

CTCは丸っこい形が特徴的です

アッサムCTCは日本で入手しやすい紅茶です。もともとミルクティー向きの茶葉で、インド原産なのでチャイとは相性抜群ですよ。
流通量も多く、ルピシアなどの大手紅茶専門店に行けば確実に手に入ります。
後片付けを楽にしたいなら、さっと引き上げられるティーバッグタイプを選ぶのもおすすめです。

 


身近なところでは、KALDIで販売されている ティーファンタジーシリーズ のアッサムがこのCTCタイプです。

また、紅茶専門店によってはあらかじめ茶葉とスパイスがブレンドされたチャイ用商品が用意されています。
このようなチャイブレンドを使うと、材料費を少し安く・工程をさらに簡単にすることができるので初心者さんにとくにおすすめです。

インドカレー屋さんも狙い目!

より現地感のあるブレンドや本格的なホールスパイスのキットを入手したいなら、物販の充実しているインドカレー屋さんがおすすめです!

カレー屋さんは毎日スパイスをたくさん使うプロなので、スーパーよりも安く質のいいものを置いていることがあります。

お店によっては、チャイ用のセットを用意してくれていることもありますよ。
(今回、私はインドカレー屋さんでチャイ用のスパイスセットを購入しました)

茶葉も現地の定番品などを仕入れたりされているので、より本格的な味わいが期待できます。

チャイの作り方

前置きが長くなりましたが、いよいよ作っていきます!
初心者さんにもわかりやすいように工程ごとに画像と解説をいれていきますね。

まず、鍋にスパイスをすべて入れ、弱火で乾煎りしていきます。
これはカレーなどスパイスの効いた料理を作るときにもやる工程で、しっかりと香りを出すために行います。
焦げるのが心配な場合、鍋を熱してから火を止めてスパイスを入れる方法がおすすめです。

次に、鍋に水900mlスライスした生姜を加えます。
このとき、まだ茶葉は入れません。鍋のお湯が沸騰するまで煮ます。

ブクブクと泡が出て完全に沸騰したら、沸騰したままの状態で3分煮込みます。(上の画像のような状態をキープ)

3分経ったら、いよいよ沸騰している鍋のなかに茶葉を投入します。(牛乳や砂糖はまだ入れません)

お湯の温度が下がると茶葉からエキスがしっかり抽出されないので、沸騰状態をキープしてさらに3分煮ていきます。(ポットでいれる紅茶でいうと蒸らし時間にあたる工程ですね)
このとき、鍋肌や底に茶葉が張り付いて焦げることがあるので、様子を見ながら混ぜていきましょう。

フチに茶葉が偏ってくるので剥がすように混ぜます

この工程の注意点は、茶葉といっしょに牛乳や砂糖を入れないようにすること。
一見時短になりそうですが、茶葉が牛乳で覆われて紅茶が抽出されにくくなるのでNGです。
また、砂糖やはちみつは長く煮ると焦げる原因になります。
その日のうちにチャイを全部飲む!という場合も、必ず最後に鍋に入れるようにしてください。

3分経過したら火を止め、濃縮マサラチャイベースの完成です!
茶こしなどで濾しながらガラスポットや瓶に注ぎます。
底の方にかなり茶殻があるので見た目では「あんまり煮詰まってないな…?」と感じるかもしれませんが、注いでみると結構水の量が減っています。

底にこれくらい溜まってます

私は濃いめ好みのお茶好きで、アイスティーにもしたいのでしっかり煮詰め、仕上がりがだいたい400mlくらいになりました。
すぐに飲むぶんをとりわけ、保存用の方の粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れましょう。

(スパイス入りで比較的保存は効きそうですが、保存料などは入っていないので、密閉できない瓶の場合は2~3日で飲みましょう)

できあがったチャイの感想

濃いめに作ってあるので、飲む前に牛乳・砂糖を加えて濃さを調整します。
好みによりますが、私はだいたいチャイベースと牛乳を1:3くらいの割合で混ぜました。

紅茶専門店や紅茶ブランドのチャイブレンドを飲んだこともありますが、しっかりホールスパイスを使った今回のやり方のほうが香りが華やかですね!

ベースは温和なアッサムなので、渋みや苦味も強すぎず、ちょうどいいです。
普段はストレート派ですが、このチャイの場合はしっかり加糖したほうがコクが出てバランスが整うと感じました。

もっとピリ辛感がほしいな~というときは、後からおろし生姜を加えるとよさそうです。

気分に合わせて調整・多彩なアレンジ

「もっとコクがほしい」「スパイスを後から足したい」という場合、飲むぶんだけチャイベース・牛乳・砂糖をマグカップに入れて電子レンジで再加熱すると楽です。

もちろん、お湯で割ってスパイスティーにしたり、氷たっぷりのアイスティーにすることもできます。
冬の寒い時期に体を温めたり、夏の冷房冷え対策に取り入れるのにぴったりです。

鍋の時点で牛乳・砂糖を入れて完成させるチャイよりもアレンジが効き、その時の気分で濃さや甘さを調整できるのがこの作り方のメリットです。

シロップ感覚でも使えるので、バニラアイスやチョコアイスにかけてアフォガードのようなデザートにもできますね!

マサラチャイの作り方 終わりに

これまで鍋でロイヤルミルクティーやチャイを作ることはあったのですが、
「鍋でたっぷり作ったほうがおいしい」「だけど、一度に600mlくらいを飲むとスパイスにも甘さにも飽きてキツイ」
と感じることがありました。

私もそうなのですが、このやり方は牛乳を一度にたくさん飲むと体調を崩す方やスパイスで酔いやすい方にもいいと思います。

砂糖や牛乳は後入れなので「冷蔵したら分離した~!」ということも起きず、一気に飲まなきゃ!という焦りがありません。
甘み・濃さをその都度調整できるため、味に飽きにくいのもいいところ。

紅茶の特性で冷やすと冷蔵庫内でクリームダウン(白っぽく濁る)が起きますが、これは加熱すればきれいな澄んだ色に戻ります。気になる場合は飲む前に電子レンジで温めてくださいね。

今回紹介したのは作り方の一例。
スパイスの量や組み合わせ、ベースの茶葉などを調整して、ぜひ自分好みのチャイレシピをみつけてみてください。

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