急に夏になりましたね…!
こんにちは、銀猫です。
今日は、以前ルピシアの福袋で手に入れたナムリンアッパー2017-EX177の感想をお届けします。
淹れ方や食べ合わせのほかに、カップによって風味が変わったお話もご紹介します。
もしお持ちの方は淹れ方の参考に、
福袋未体験の方は「こんな素敵なお茶も届くんだ~」って気持ちで読んでみてくださいね!
ナムリンアッパー2017-EX177ってこんな感じ
つまり、ダージリンの夏摘みですね。
福袋で手に入れたため、お値段は不明。購入した方のブログでは、2,300円ほどと紹介されていました。
ナムリンアッパーについて軽く紹介すると、
- ナムリン=日当たりの良い場所
- アッパー地区=とくに標高の高いエリア
だそうです。
ナムリンアッパー2017-EX177を実際に飲んでみた様子
まずは、一番濃い6g300ml3分の条件で淹れてみます。
茶葉の様子はこんな感じ。
全体的にしっかり茶色に染まっており、芯芽も見えます。
食べると、カリカリした食感。第一印象は香ばしさ強めでしたが、次第にぶどう系の甘みへ。最後にしゅわしゅわっとした余韻が残ります。
風味の層がわかりやすいです。
温めたポットでは、柔和で華やかな香りと香ばしさ由来の酸味。
ポットで感じた香りは、カップに注ぐときにも感じられました。すばらしいです!
酸味系の香りは抜け、やさしい花の香りだけが残っています。
味わいは、3分だと渋いと感じる人もいるかも。
ぎゅっと締まる感じが最初に強く出て、反動で後味が甘く感じます。
少し冷ますと渋みが和らぎ、甘さが出てくる印象。
ぶどう系の甘さが心地よいです。温度変化も含めてじっくり楽しみたい味わいでした。
夏摘みにしては柔らかいのかな?と感じます。
しっかり出きった香りがしますが、食べると鋭い渋み。
茶殻を水出しにすると、すっきり系のアイスティーになりました。
カップを変えてみた
今回はカップごとの風味の違いも比べてみました。
このサイトでもちらちら登場しているこちらのティーカップ、実はアンティーク。
エインズレイの1900年ごろの品です。
今回影響しそうな要素は
- とても薄い(いつも使ってるカップより薄手)
- 素地が違う
- シェイプが違う
です。
素地のことはまだ詳しくわかりませんが、少なくとも薄さは現代の品とはまるっきり違う印象です。
同じ茶液・同じ温度で試してみた結果、
モントローズっぽいシェイプのカップのほうが渋みが穏やかに、華やかな印象が増しました。
香りが広がりすぎず、まっすぐ鼻めがけて上がってくる感覚も。
華やかな風味のお茶と相性が良さそうです!
6月にお迎えしたばかりですが、これからも登場すると思います。
ナムリンアッパー2017-EX177の味わいの感想
それでは、ナムリンアッパー2017-EX177について、全体の感想です。
カップによって風味が変わりましたが、標準的なカップだとこんな感じ。
渋み ★★★★☆
フラワリー★★★★☆
重厚感 ★★★☆☆
ちなみに、5g300ml5分にすると、ちょっと青い風味が見えてきました。
あんまり渋みを削ろうとすると、夏らしさも失われてしまうみたいです。
ナムリンアッパー2017-EX177のおすすめの楽しみ方
試してみてよかった組み合わせはこんな感じ。
バター系のお菓子をペアリング。
クランベリーのスコーンとレーズンを合わせると、全体がなめらかになります。
濃厚なチョコレートケーキとペアリング。
紅茶に奥行きを加えてくれる組み合わせでした。
終わりに
渋みだけだとチャイナっぽいけど、奥行きは?と考えるとクローナル系…!
どっちなのか知りたいお茶です。
ナムリン茶園では、どちらもほぼ同じ割合で栽培しているそうですよ。
私は、このお茶の香りがとても気に入りました!
ジューシーな果実系セカンドフラッシュばかり狙いがちなので、福袋で「普段、無意識に選択肢から外しがちなお茶のおいしさを知ることができる」のって、とても嬉しいです。
今年の夏が楽しみですね!