ティーシェルジュ

お茶好きがヨークシャーゴールドを飲んでみた(ミルクティーも!)

こんにちは、銀猫です!

今日は、紅茶が大好きな国として知られているイギリスの人気ブレンド紅茶

「YORKSHIRE GOLD(ヨークシャーゴールド)」

の感想をお届けします!

日常的に紅茶を飲むイギリスでとても人気がある紅茶で、地域に合わせたブレンドを行っていることでも有名です。
この記事では、ヨークシャーティーの豆知識もご紹介していきますよ。

英国展など、日本のデパートの催事でも購入できるので、お買い物の前にぜひ参考にしてみてくださいね。

ヨークシャーティーって何?

ヨークシャーティーはイギリスの紅茶ブランドが手掛ける人気ブレンドです。
メーカーのTaylors of Harrogate(テイラーズオブハロゲイト)は、1866年から続く老舗紅茶商。
なかでもとくに人気なのが、今回ご紹介するヨークシャーティーです。

ヨークシャーティーには赤いパッケージの通常版と、
よりリッチな風味が感じられるゴールドバージョンがありますよ。

今回私がレビューするのは、人気があるゴールドのヨークシャーティーとなっています。

テイラーズオブハロゲイトの日本総代理店から購入し、お値段は40袋で1,400円ほどでした。
アウトレットなどを利用すれば、安く手に入ることもあるようです。

↓テイラーズオブハロゲイトの日本総代理店HP ヨークシャーティーのページ↓
https://mdm-world.com/products/list.php?category_id=19

ヨークシャーとは?

ちなみに「ヨークシャー」というのは、地名のこと。
日本でも人気があるダウントン・アビーの舞台にもなっています。

お菓子の『ヨークシャープディング』や犬の『ヨークシャーテリア』なども有名ですね。

ヨークシャーゴールドを飲んでみた

それでは、実際に飲んでみましょう!

まず、開けてみた瞬間から異文化と対面することになります。
ティーバッグなのですが、紐がなく、個包装でもありません。

私は「日常的にお茶を飲むなら、長期保存を考える必要がないのでこの方式でOKだよね~!」と思いました。
ティーバッグ2個の真ん中に切り取り線があり、簡単に切り離すことができます。(麦茶のパックみたいですね)

 

まず、ストレートで飲むために300mlティーバッグ2個4分で淹れてみます。

ティーバッグに包まれているので、乾いた状態やポット投入時には、あまり香りは感じられません。
4分待って注いだ状態がこちらです~!

カップでは、あまりクセはなく、フレッシュさを予感する青い香りが少しあります。
旬のセイロン紅茶によく感じられるようなテイストです。

水色は濃い目ですが、飲んでみるとスッと馴染みます。軽く収斂みがあって口の中が引き締まりますが、あとに残りません。
印象的なのは、香りと共通するフレッシュな甘さ。
ミルクティーによいと聞いていましたが、コクや渋みは軽めだなぁと驚きました。

茶殻はこんな感じ。
TB用の中でもかなり茶葉が細かい部類に見えます。

ティーポットで淹れる場合も、ティーバッグは破らないほうがよさそうです。(茶こしをすり抜けそう)
紙の風味などが気になる場合、リーフティーバージョンを購入するのがおすすめです。

リーフティー版は、イベントなどではあまり売っていないかもしれません。

ミルクティーにしてみた

ポットにティーバッグを入れっぱなしにして、濃く抽出したものがこちらです。

先ほどの濃さよりも、トマトめいた甘く青い香りが強いです。
渋みや穀物系の甘みが強くなり、全体的に重厚感があります。

ミルクを足すとこんな感じです。

かなりたっぷり(45~60mlくらい)牛乳を足したのですが、水色が濃く、きれいなミルクティーブラウンになります。
見た目も楽しめるのはとても嬉しいですね~!

味わいとしては、牛乳のコクがかなり際立ちます。
いつもの牛乳なのに、ヨークシャーゴールドと合わせると

「あれ?これって生クリーム入りの牛乳だっけ??」

という感じになります。
茶葉とミルクの相性をかなり追求していることが伺えますね。
リッチな風味の牛乳をヨークシャーゴールドと合わせたら、どうなるのか気になってきました…。

ヨークシャーゴールドの全体の感想

ベーシックな味わいなので、淹れ方や牛乳の組み合わせによって大きく変わりそうな予感がします。
私の全体の感想はこんな感じです。

フレッシュ   ★★★★
コク      ★★★☆☆
渋み      ★★★☆☆
ミルクティー映え★★★★★

全体的には、ベーシックでさっぱり寄りの風味という印象です。
ディンブラくらいの厚み・渋みで、アッサムよりはケニア寄りの味わいです。

しかし、牛乳を足すとなぜかとてもバランスが整って、全体に厚みや甘みが出ます。
とくにいつもの牛乳を格上げしてくれる感覚はなかなか他の紅茶にはないものだと思います。

「常備してミルクティー用にもしたいけど、コッテリしたお茶は苦手…」という方にかなりおすすめできそうです!
ちなみに、写真を撮影し忘れたのですが、急冷アイスティーにしてもおいしくいただけましたよ~!

こってりしたお菓子ともよく合う

お茶自体にあまりクセがないので、華やかなお菓子やチョコレート系のこってりしたお菓子とも相性抜群です。

今回は、イギリスにゆかりのあるお菓子、ヴィクトリアサンドイッチケーキのチョコレートバージョンをあわせてみました。

華やかすぎないバランスがちょうどいいですね~!
クローブとピンクペッパー、いちごが入っているのですが、どの風味ともヨークシャーティーはよく馴染みます。

ジンジャービスケットやスパイス系のお菓子などが持つ、ピリリと辛い風味を引き立ててくれそうですね。

今回は華やかな感じにしてみましたが、
イギリスではカジュアルにビスケットを浸けて食べたりしているみたいです。
SNSでヨークシャーティーを調べると、毎日の暮らしに寄り添ったブレンドだということがよくわかります。

ヨークシャーティーのブレンドについて

ヨークシャーティーは、さまざまな水質に合うブレンドをしていることでも有名です。

イギリスは国内で軟水の地域と硬水の地域があるため、老舗紅茶商は水質別にバリエーションを用意しているんですね。
(ロンドンやバーミンガム、ヨークは硬水、
ウェールズや北アイルランドは軟水のことが多いようです。)

 

日本は軟水なので、主に軟水用のヨークシャーティーが出回っています。(ほかに硬水用のバージョンがありますよ)
見分け方は、赤いラベルのヨークシャーティーが軟水用で、緑のラベルが硬水用となっています。
ほかに水質別のブレンドを用意している紅茶商としては、リントンズが有名です。

 

ちなみに、私はこのヨークシャーゴールドを百貨店の催事で購入したので、
日本向けと英国国内向けで風味・ブレンドが異なる可能性があります。(また比較してみます)

お茶好きがヨークシャーゴールドを飲んでみた(ミルクティーも!)

ヨークシャーティーからは「ミルクをたっぷり入れてね!!」というイギリス紅茶ブランドの気持ちが伝わってきました。
実際、日本の紅茶だと真っ白になってしまう量の牛乳を入れても、美しいミルクティーブラウンになるんです。
ミルクをたっぷり入れたミルクティーが大好きな方に、ぜひ試していただきたい紅茶ですね。

どんなお料理やお菓子にも合うような風味は、毎日紅茶を飲むお茶好きさんにこそ愛されるものだと思います。
淹れるのも簡単なので、まだヨークシャーゴールドを飲んだことがない方はぜひ試してみてくださいね。

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