こんにちは、銀猫です!
今日はルピシアの2018年旬のニルギリからハブカルフロストティー2018を飲んでみた感想をお届けしますよ♪
茶葉の様子・水色・風味、淹れ方を変えてみた様子、
湯温を変えたときの変化などを画像つきで詳しくお伝えします!
ハブカルフロストティーはニルギリのスペシャルティーなのですが、過去には福袋に入っていることもあったみたいです。
おすすめの淹れ方も通常のニルギリとは違うので必見ですよ♪
それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう!GOGO!
ハブカルフロストティー2018ってこんな感じ
最初に、公式の説明をご紹介します!
説明文がすごく長くて混乱しがちなので、分割してお届けします。笑
まずは、茶葉の基本情報からです。
標高1,400~1,800mに広がる高山の名園から到着した銘茶
華やかで新鮮な香りと、南国のフルーツを思わせる甘い余韻。ニルギリの名園による特別な旬の紅茶。ニルギリを代表する実力派の茶園が、霜が降りるほど寒さの厳しい冬の間に作り上げたスペシャルティーです。
フレッシュな香り立ちに、どこか南国の果実を思わせる甘い余韻が重なるのは、他ならぬニルギリのスペシャルティーならでは。
そして、ここからは「フロストティーってなに?」というお話です。
ニルギリの他の旬のFOP茶葉との違いは?という視点の解説だと思って良さそうですね♪
フロストティーは例年、ニルギリの気温が最も低くなる12月~2月のごく限られた期間に作られます。
このお茶は、今年寒さが最も厳しかった1月中旬に、標高1,800mを超える高所で栽培されるニルギリ固有の品種の茶樹から丁寧に手摘みされた茶葉を使用して作られました。
製茶工程は一日のうち最も気温が低い明け方に行われ、香り成分をしっかりと茶葉の中に閉じ込めます。
今年は夜間の低温と日中の十分な日照に恵まれ、芳しい香気成分が茶葉の中にしっかりと蓄えられました。
つまりフロストティーというのは霜(フロスト)の降りる時期に特に標高の高いエリアで収穫されたニルギリで、
製茶工程にも特別に気を遣っているよ~ってことですね。
そして、最後におすすめの淹れ方のお話です。
このお茶の特徴をより感じていただくために、茶葉の量 2-2.5g、浸出時間 4-5分でのいれ方をおすすめしています。
さらに、少し湯冷ましをしたお湯でいれると、まろやかな風味になるのでおすすめです。
ダージリン春摘みに先駆けて、春を感じる珠玉の一杯をお楽しみください。
今回は特に、説明文が長かったですね~!
バイヤーさんやスタッフさんの
「ハブカルフロストティーはこういうところがスペシャルだよ!」「普通のニルギリとは少し違うよ!ぜひ楽しんでね!」
って気持ちがひしひしと伝わってきます!
淹れ方が他のFOPのニルギリと違うのは、フロストティーの風味を味わうためかな?って思いました。
発酵度の低いダージリン春摘みなどをいれるときのやり方みたいですよね!
お値段は50g袋入で1,800円、スペシャルティーとしての販売でしたよ♪
実際に飲んでみた様子
それでは、実際に淹れてみた様子をお届けします!
今回の抽出条件は6g300ml95度5分です♪
まずはハブカルフロストティーの茶葉の様子です。
濃い緑と明るい黄緑があり、美しいですよね~!
乾いた状態でもうまみを連想するふくよかな香りが強く感じられました。
原型のはっきりした大きい茶葉も混ざっています♪
食べてみると、しっかりと芯があってパリポリした食感でした。
最初はやや青いぶどうのようなフルーティーな甘みと旨みがあり、後味には舌を刺す渋みを感じました。
温めたポットに茶葉をいれると、最初は蒸した栗のような甘い香りが薄っすらと漂いました。
その後、フレッシュな酸味も混じっているような…?香りも奥深い予感がします!
ティーコジーでしっかり保温して、5分経ったらこんな感じです!
本当にニルギリ!?って思っちゃうほど明るい水色ですよね。
カップに注ぐと、ふくよかなうまみが詰まった香りがして、早く飲みたい気持ちでいっぱいです!!
口に含むと、最初は舌の真ん中にゆっくりと、丸みのある渋みと旨みが乗ってくるようでした。
うまみは舌先に移動して唾液をじゅわっと誘い出し、
渋みは喉奥へと移動して甘くなりながら胃の中に落ちていくような…?
どんどんなめらかになりつつ、口の中の余韻まで長く楽しめる印象です♪
冷めてくると茶液にとろみが出て、さらになめらかな印象に変化しました。
ハブカルフロストティー2018は茶殻も美しいので注目!
私にとってハブカルフロストティー2018は「茶殻を見て~!!」って強く思う茶葉でした。
緑っぽさの強いFOPというと「ダージリンファーストフラッシュみたいな感じ?」って思っていたのですが、茶殻を見て雰囲気が異なることが分かりましたよ♪
品種差によるものだと思うのですが、
ハブカルフロストティーの方が茶葉が大きく、肉厚で歯ごたえもしっかりしています。
食べてみると、渋みが強く、葉の原型がしっかり見えました!
試しに葉っぱを広げてみたらこんな感じです!
押し葉にしてみて、うまくいったら追記しますね!
押し葉にしてみた様子です。
OPならではの茶殻の活用法(?)として、コレクションになりそうです。
湯温を下げて淹れてみると…
最初にご紹介したお茶の説明の中の淹れ方コーナー(?)に「少し湯さまししたお湯でいれると…」って書いてありましたよね!
私も変化が気になったので、先程の条件を85度に変えていれてみました。
変化した点だけ挙げてみると、
- 香りの強烈なうまみ感が減った
- それによって春菊や若草のような爽やかさが出てきた
- 春菊めいたグリニッシュで爽やかな渋みを感じる
- うまみや甘みがじわっと後から来る
って感じみたいです♪
全体的にはお茶酔いしそうな感じがなくまろやかな風味だと思いました♪
高温でいれたハブカルフロストティーの旨み感の強さがキツイ!って感じる方にもおすすめできそうです。
今回は推奨条件の範囲内で一番低い湯温で試しました。
煎茶をいれるときのように60度くらいまで下げてもおいしくいただけるかもしれません。
気になる方は、ぜひ試してみてくださいね♪
ハブカルフロストティー2018の味わいの感想
それでは、それぞれ気になるポイント別の感想です♪
- 茶葉…濃い緑と明るい黄緑がある。美しい。原型のはっきりした大きい茶葉も。強く香り、芯があって歯ごたえがしっかりしている。
- 水色…赤みのある黄色
- 香り…全体はふくよかなうまみが詰まった香り。時折、蒸した栗のような香りや酸味のあるフレッシュな香り。
- 味わい…舌の真ん中に丸みのある渋みと旨みが乗ってくる。うまみは舌先に移動して唾液をじゅわっと誘い出し、渋みは喉奥へと移動して甘くなりながら胃の中に落ちていく。冷めてくると茶液にとろみが出て、さらになめらか。
淹れ方次第で風味が変わりそうですが、私の淹れ方ではこんな印象になりました。
渋み ★★★☆☆
うまみ★★★★★
重厚感★★☆☆☆
全体的には丸くてひとなっつこい風味のあるニルギリだと感じました。
でも、インパクトや飲みごたえもあり、飲み終えると満足感がありました。
たとえば、舌先に旨味を感じたとき、口の中の唾液が爆発的に増えたような気がします。笑
湯温を落とすと、旨みではなくグリニッシュが★3って感じかな~って思います。
もっと穏やかになる淹れ方、もっと鮮やかになる淹れ方、いろんな方法を試す楽しみもありそうです♪
ハブカルフロストティーのおすすめのアレンジは?
ハブカルフロストティーはストレートで飲むのが一番のおすすめになりそうです。
ルピシアの店員さんも、レモンティーやミルクティーにするのはおすすめしていないようでした。
私が試してみた感じでは、茶殻を水出しにして一晩置くと、かなりしっかり抽出されていましたよ♪
緑茶のアイスティーのようなキリッとした渋みと旨みと、ニルギリならではの華やかさが感じられます。
爽やかなアイスティーとしてかなりおすすめです!
さらに、旨みがぎゅっと詰まった茶葉という印象だったので、暑い日は氷出しにしてみてもよさそうですね!
渋みを減らして甘みとうまみをたっぷり引き出せそうです♪
ハブカルフロストティーのおすすめの食べ合わせは?
ハブカルフロストティーはあまりコク(重厚感)はないようですが、
渋み・うまみ・甘みがしっかりしているので、存在感のあるお茶だと思います。
私は濃厚で甘みがしっかりした和菓子と合わせたいです!
FOPのニルギリ特有の軽やかな印象もあるので、みずみずしいお菓子も合わせやすそうですね♪
たとえば、
- 昔ながらの羊羹
- 黒蜜やきなこがたっぷりかかったくず餅
- わらび餅
- 信玄餅
などは落ち着いたテイストにしつつ、ハブカルフロストティーの存在感に負けない組み合わせになりそうです♪
デーツやくるみなど、コクのあるドライフルーツとの相性もバッチリでした!
【ルピシア】ハブカルフロストティー2018の感想(旬のニルギリ) 終わりに
2018年のルピシアからは、旬のニルギリが5種類販売されました。
スペシャルティーはこのハブカルフロストティーとカイルベッタウインターフロストの2種でしたよ♪
ちなみに、私が試飲してみた感じでは、カイルベッタよりハブカルフロストティーの方がまろやかで甘みが強い印象でした。
私はニルギリのスペシャルティーの購入は初めてだったのですが、
製茶工程の違いによる個性も感じられ、いい経験になったように思います!
ハブカルフロストティーは疲れているときに飲むと、頭の芯から胃までじーんと暖かくなって、かなり眠気が誘われました。
なので、特にリラックスしたい時におすすめな紅茶ともいえそうです!
同じく2018年の旬のニルギリのサットンのレビュー記事や、クレイグモアのレビュー記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
どれも例年、ルピシアの福袋に入っていることがあるようです♪