こんにちは、銀猫です!
今日は私が推しているシーヨック茶園の2018夏摘みを飲んでみた感想をお届けします。
このお茶は、お菓子と合わせると風味が引き立つ…!という経験ができました。
それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう。
シーヨック2018DJ-102(ダージリン夏)ってこんな感じ
こちらのお茶は、TEAPONDさんで購入しました。
http://www.teapond.jp/worldtea/1149.html
公式では
ネパール国境に近いダージリン ミリク地域の茶園から届いた夏摘み茶です。
大切に守り抜いたチャイナ茶樹から作られた銘柄は、葡萄を頬張ったような甘い香りと味わいが溶け合い、フルーティーな余韻となって喉の奥に広がります。
と紹介されています。
お値段は、50g2,376円。
現在は、すべて売り切れてしまったようです。
シーヨック2018DJ-102(ダージリン夏)を実際に飲んでみた様子
まず、茶葉の様子がこちら。
開封時、少し青みのある香りが立ちました。
黒っぽい茶葉だけでなく、明るい茶色や銀毫が見られます。
食べるとサクサクと軽めの食感で、蜜のような風味が感じられます。
温めたポットでは、熟した蜜の香り、焙煎系の軽い酸味。
2ポット方式で淹れているのですが、抽出した茶液を2つ目のポットに移す際、ビールのホップのような華やかな香りがありました。
6g400ml3.5分の条件で淹れた様子がこちらです。
穏やかな花を連想する優しい香り立ちです。
味わいは、暖かいときは最初に強く鋭い渋みがあります。
カラメルを連想するビターな風味が混ざった甘みで、多層的です。
冷めると苦渋みが落ち着き、甘みが増しました。
秋摘みのシーヨックによく見られるような「ぶどうです!」という甘みではないように思いました。
茶殻は、茎があまりないように見えます。
(秋のシーヨックの茶葉には茎がいっぱいで甘みを出している事が多い気がします)
食べると、かなり渋く食感は柔らかめです。
単叢の蜜蘭香のような、澄んだフルーティーな香りがします。
この茶殻の香りをとっておきたい…!
シーヨック2018DJ-102(ダージリン夏)の味わいの感想
シーヨック2018DJ-102(ダージリン夏)について、ポイント別にまとめるとこんな漢字です♪
渋み ★★★★☆
重厚感★★★☆☆
甘み ★★★☆☆
飲みごたえは、チャイナ系ダージリン夏のなかではやや軽めという印象でした。
渋みが強すぎるな、と感じたときは、
- お湯の温度を90度程度にする
- 茶葉量を減らす
- 蒸らし時間を減らす
などの調整がおすすめです。
ただし、温度を下げると淹れたての香りがやや落ちてしまう印象でした。
また、茶殻を食べたときにしっかり渋みを感じたので、長く蒸らせば蒸らすほど渋みの要素が強く出てしまいそうです。
シーヨック2018DJ-102(ダージリン夏)のおすすめの楽しみ方
いろいろ試していてとても気に入ったのが、スパイスが効いたお菓子と合わせることです。
私が「このお茶の果実香が最高によく分かる!」と感じたのは、
郷土菓子研究社のシェチェルブラ(カルダモン、くるみ、荒砂糖のお菓子)とペアリングしたとき。
しっかり甘くてカルダモンの風味が華やかなお菓子なのですが、組み合わせると気になる渋みを抑えてくれました。
また、スパイスとの対比で紅茶の果実香も浮き上がってきます。
少し意外な組み合わせかもしれませんが、対比のペアリングの成功例だと思いました。
気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。
終わりに
私はシーヨック茶園のオータムナルに好みの茶葉が多いのですが、夏摘みはなかなか見つけられなくて、今回が初めての購入でした。
ロットや年度による違いが大きいと思いますが、
秋のシーヨック全体への印象に比べると全体的にシャープだなと思いました。
お菓子やミルクを合わせる楽しさを教えてくれる茶葉として、とても印象的です。
シーヨック茶園のお茶が気になる方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。