こんにちは、銀猫です♪
この記事は『【基本編】紅茶をいれるのに必要な道具5選シリーズ』の第3回です♪
今日は、紅茶のシンボルでもあるティーポットについて解説していきます!
ティーポットって紅茶以外ではあまり使わない道具なので、
「素材ってどれがいいの?形は?」「茶こし付きと付いてないタイプの違いは?」「何個あればいいの?」
などなど、分からないことがいっぱいですよね。
この記事では、素材や形など選び方のポイントから、具体的にオススメな道具までしっかりサポートしていきます♪
それでは、素材のお話からみていきましょう!
ティーポットの素材はガラス?陶器?
ティーポットっていろんなタイプのものがありますよね。
選ぶときは、まずは材質に注目してみるのがおすすめです♪
主な材質とそれぞれの特徴を一覧にしてみました!
- 金属…手入れが難しく匂いが付きやすい。温まるのも早いけど、冷めやすい。(保温性がイマイチ)
- 磁器…他の素材より厚みがある仕上がりで保温性がある。注ぎ口などが繊細なデザインも多く、使い勝手も良い。
- 陶器…内側に釉薬が塗ってあれば磁器と同じ使い勝手。塗ってなければ土の練り方や焼成温度で機能性が変わる。(例:中国茶の茶壺)
- ガラス…磁器製のティーポットと比べると薄めにつくられているので冷めやすい。中が見えるので茶葉の状態を確認できる。手入れが簡単で匂いがつきにくい。
このような特徴を踏まえて考えると、初めて使うならガラスか磁器のティーポットがおすすめと言えそう。
理由は、お手入れしやすく紅茶の風味への影響も穏やかで、さまざまなシーンで使いやすいからです。
手に入りやすくて価格に幅があるため、機能性や価格にこだわって探しやすいのもポイントですね。
ティーポットを使い分けるなら?
私は、普段から磁器とガラスのティーポットを用途別に使い分けています。
具体的には、ガラスのティーポットで茶葉の様子を見ながら淹れて、
求めている風味や決めておいた時間になったら磁器のティーポットへ移しています。
つまり、途中で茶葉を抜きつつ、保温性のあるサーブ用のポットへ移しているってことです。
このやり方なら自分好みの濃さのままで時間をかけて楽しむことができるため、失敗がぐっと減ります!
さらに磁器のティーポットは華やかなデザインが多いってポイントがあります。
保温性を高めつつ見た目も華やかになることで、ゆったりとお茶の時間が楽しめますね。
たとえば、こちらのWedgwoodのワイルドストロベリーシリーズは、同じ柄のティーカップやプレートがある人気シリーズ。
統一感のあるテーブルコーディネートにしたいなら、サーブ用のティーポットとカップの系統を揃えるのが効果的です。
私もイベントシーズンや記念日にあやかってひとりでティーパーティーをすることがあるのですが、
「磁器製のティーポットは、テーブルの上にあるだけで華やかな印象やきちんと感がでるなぁ」
と感じます。
おうちでゆったりとしたティータイムを過ごしたい方は、ぜひサーブ用として特別感のあるティーポットを選んでみてくださいね。
ティーポットの形は?なぜこだわるの?
形については、一般的には「丸みがあるものを選ぼう!」っていわれています。
四角や三角のティーポットってあまりみかけないですよね。
私が調べてみた中で、科学的データに基づいた理由としては、
- ポットの中のお湯の動き(対流)
- お茶の成分の比重
が関わっているようです。
これには茶葉の成分や性質のお話も関係していて少し複雑です。
紅茶味わいの「こつ」などで紹介されているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
私も読んでレビューしています!
【紅茶の本】紅茶味わいの「こつ」の感想 Q&Aとバイヤー視点で明快
ティーポットは茶こしが入っているタイプもあるけど…?
店頭やオンラインショップでティーポットを見ていると、
中に茶こしが入っているものと、入っていないもの
があると思います。
簡単に言うと、この茶こしはいらないです!
仮に『茶こしに茶葉をいれて、その上から熱湯を注いで紅茶を淹れる』という手順をやったとします。
このやり方だと茶葉はお湯の中で広がることができません。
つまり、茶葉からおいしい成分を抽出することができないんです…。
それどころかお湯の圧力と茶こしに挟まれて渋みやえぐみだけが強く出るかもしれません。
こういった悲劇を防ぐためにティーポットの中に入っている茶こしはあらかじめ外しておきましょう。
なぜこの茶こしがあるのか詳しくはわからないのですが、私達がこれから淹れようとしている『おいしい紅茶』の天敵みたいな存在です。
中に茶こしが入っているティーポットを購入する場合は、使う前に外しておけばOKです♪
おすすめのティーポットは?
私もいろいろ調べてみたのですが、
磁器や陶器のティーポットの場合は、好みのデザイン・価格・飲む量に個人差があるため、絶対オススメ!って言えるものがない状況です。
長く使うものになるので、お財布や好みの雰囲気などとじっくり相談するのが一番の近道になりそうです。
参考用に、私が気に入って使っているものと有名なポットをご紹介します。
私のお気に入り!たっぷり1リットルサイズのポット
冒頭の画像でも登場していますが、私の普段飲み用ポットがこちらです。
たっぷり1リットルほど入るサイズなのですが、ころんとした卵型で保温性も◎。
ポイントは、蓋の部分にシリコンのパッキンがついていること。
これのおかげで片手で注ぎやすく、最後に残った茶液を注ぐ際に大きく傾けても蓋が落下したりしません。
フタ部分に空気穴があるのでたっぷり入れてもごぼぼ!とノズルから溢れることもなく、使い勝手が良いです。
大容量サイズのなかでは軽めですが、中にお茶が入るとそれなりの重さになるという点だけお気をつけください。
有名なポット ブラウンベティ
ブラウンベティは、17世紀後半に生まれたイギリス生まれのティーポット。
お茶シーンのある映画やドラマに登場することもあり、英国関係のイベント会場で売られているのもみかけます。
長い歴史を持つポットですが、現代に至るまでにさまざまな製造会社が引き継いでいます。
つまり、製造会社・年代によってできあがりに違いがあるのですね。
デザインのバリエーションも多いので、お気に入りが見つかったら確保しておくと後悔が少ないでしょう。
焼き物のタイプで言うと陶器にあたり、紅茶を淹れるとマイルドに抽出される傾向があります。
陶器タイプは食器を育てる楽しさもありますよ。(中国の茶壺で言う養壺ですね)
ガラス製のおすすめは?
ガラス製の場合は、ハリオのジャンピングリーフポットがおすすめです。
1,500円前後から手に入ってお値段もお手頃ですし、
しっかり丸みがあって、おいしい紅茶を淹れる条件を満たしています♪
また、広く愛されているので、いきなり廃盤になったりすることもないと思います。
万が一壊れたときもすぐに買い換えられるので、手順や使い勝手が変わらず安心です!
紅茶のイベント会場などでもよく使われていますね。
プロの方も愛用している道具なので、ぜひ検討してみてください♪
紅茶好きが教える「ティーポット選びのコツ」プロ愛用のポットはコレ 終わりに
ティーポットってすごく存在感のある道具で、紅茶のシンボルって感じがしますよね!
テーブルコーディネートの主役にもなる上品なアイテムです。
磁器や陶器のティーポットはさまざまなデザインがあってすごく悩ましいと思います。
そんなときは、ひとまず抽出用としてガラスのティーポットだけ買って、紅茶を楽しんでみるのがおすすめです♪
「毎日どれくらい飲むかな?」「飲む人数や量はどれくらいかな」「使うティーカップやその場の雰囲気は?」
などこだわりたいポイントがわかってきたら、大きさやデザインが選びやすくなりますよ♪
ティーポットを手に入れたら、お湯の中で茶葉がどんなふうに動くのかぜひ観察してみてくださいね♪
次回は
です!またお会いしましょう~!