こんにちは、銀猫です。
今日は私が初めて購入したティーカップの本図説英国ティーカップの歴史をご紹介します♪
「ティーカップってなんだか難しそう…」「今まで美術の勉強をしてなくても理解できる?」「写真集みたいに楽しみたい!」
と思っている方も必見の一冊です。
読みやすさ・専門性や読み応えに注目して、実際に読んだ感想をお伝えします!
さらに、読書好きな私が特に気に入って「学生時代にこれがあれば…!」と悔しくなったポイントもご紹介しますね!
ちなみに、私はティーカップの勉強をしたことがなくてこれから…って感じです♪
初心者目線での感想や評価が気になる方は、きっと参考になると思います!
それでは図説英国ティーカップの歴史の概要からみていきましょう!
図説英国ティーカップの歴史の概要
まずは、基本的な情報からご紹介しますね!
図説英国ティーカップの歴史は2012年に出版されました。
価格は1,944円で、ソフトカバーの単行本です。
全部で7章あり、それぞれこんな感じのテーマになっています。
- 第1章 西洋喫茶の始まり
- 第2章 英国陶磁器産業の誕生
- 第3章 ブルー&ホワイトの流行
- 第4章 上流階級のアフタヌーンティー
- 第5章 中産階級・労働者階級のティータイム
- 第6章 生活習慣に密着した新しいティーカップ
- 第7章 ティーカップと紅茶の未来
みているだけでワクワクしてきますよね♪
全部で135ページあり、豊富な挿絵や写真とともに紹介されています。
巻末の略年表は『西暦・できごと・ティーシーンのある映画』というユニークな仕組みです。
当時のことをもっと知りたい!と思った方のために、おすすめの映画を教えてくれるって感じですね♪
読みやすさはどう?
ティーカップの歴史には、当時の流行や時代背景の影響も欠かせないみたいです♪
この本の中でも『カメオ風』『アールデコ』など、一見よく分からない言葉がたくさん出てきます。
そんなとき、各ページに具体的な挿絵や画像があるのがとってもありがたかったです!
わざわざ検索しなくても、写真を見ながら文章を読むとピンとくる仕組みです。
私は「あっ、このティーカップのこの模様ってそうなんだ~!」の連続でした♪
文章としては物語のように読み進めることができ、お硬い印象があまり無い印象です。
私は読書も趣味なのですが、この本も小説のように楽しむことができました!
語り口が優しくて難しい専門用語も少なく、歴史的なできごとを基にしたノンフィクション小説って感じです。
挿絵や写真が豊富なので、写真集のように目の保養として楽しむこともできますよ♪
購入してよかった?
最近、ウェブ上のブログ記事でも、かなり専門的な知識を見かけることがありますよね♪
「ティーカップについてわざわざ本で買う必要ある?」って、気になるポイントだと思います。
先程お伝えしたとおり、この本には『読みやすい』という長所があります。
きちんと読み手のことを考えた文章なので、スルスルと頭に入ってくるんです!
物事の内容をちゃんと理解したいとき、文章の読みやすさってすごく大事だと思います。
加えて、読み応えや専門性は?というと、
- 専門家の方の名前や年代付きで紹介されている
- 時代背景とともに紹介されている
- 代表的な作品を知ることができる
という3つのポイントがあると思います。
それぞれ詳しくお話していきますね!
1.専門家の方の名前や年代付きで紹介されている
まず、写真・図・考察などの出典が明らかになっているところが嬉しかったです。
ブログ記事を読んでいると
「その情報信じていいの?」「もっと詳しく知りたい!」
って思うことがありますよね。
出典が明らかになっていると自分でさらに調べることができるので、後々すごく役に立ちそうです♪
残念ながら、ウェブの情報では行き届かないことが多い部分だと思います。
なので、これだけでも書籍として手元に置く価値があると思います!
さらに、挿絵になっている当時の絵画なども名前・年代・注釈付きで紹介されています。
特に気に入ったものがあれば美術館に見に行ったり…ってこともできそうです♪
2.時代背景とともに紹介されている
たとえば『アールデコって、なんでいきなり流行ったの?』って疑問に思ったことはありませんか?
それまでずっと繊細な雰囲気で曲線的だったティーカップが、この時代だけシュッと尖って現代アートみたいになっているんです。
この本では「第一次世界大戦があって…」と時代背景まで解説してくれます。
美術の知識がない私でも、その経緯を知って納得することができました♪
このようにその時期に流行したデザインとその理由をセットでお話してくれるのが特徴だと思います。
納得して、具体的に想像することができるので、知識が身につきやすいと思います。
難しい用語を使わないようにしながら丁寧に解説してくれているなぁ、って嬉しかったです。
3.代表的な作品を知ることができる
私はあまりティーカップに詳しくはありませんでしたが、この本を通して色んなデザインとその意味を知ることができました。
それでも、得た知識だけで自分が好きなティーカップを探すのは難しかっただろうと思います。
図説英国ティーカップの歴史には、知識をすぐに活かせるような仕組みがあると感じました。
この本の使い方として、各ページのティーカップを見比べながら、自分の好みを知っていくって方法もあると思います。
「各デザインの特徴が強く出ているティーカップはどれかな?」「どうしてこのデザインが好きなんだろう?」
考えるだけでワクワクしますし、思わぬ発見があるかもしれませんね!
年代ごとに詳しく解説されているこの本ならではの魅力だと思います。
加えて、時代を象徴する高価なコレクションを見ることができるって魅力もあります。
王室に贈られて今は美術館にあるような、素晴らしいティーカップの存在を知ることができました。
好きなデザインが分かれば「庶民的なブランドに同じモチーフがないか探す」っていう実用的な使い方もできそうです♪
図説英国ティーカップの歴史のここが良かった!
最後に、私が気に入ったポイントをお話しますね♪
図説英国ティーカップの歴史は『西洋喫茶文化の始まり』から『ティーカップと紅茶の未来』まで、時系列に沿った構成になっています。
ある程度テーマに沿って語られているので、ほとんど未知の世界なのに混乱することもありませんでした。
あまり読書をしない方でも引き込まれそうだなぁ、って思います♪
特に気に入ったのは、各時代の紅茶の楽しみ方が紹介されているところです♪
嫁入り修行・夜型生活の間食・絶対禁酒運動のヴィクトリアンティー…など、
上流社会から労働者階級まで、それぞれの生活と紅茶の関係を観察することができます。
たとえば、夜遅い時間の紅茶(ハイティー)の意味は…というお話など、知ると誰かに教えたくなるような知識も得られました!
本で読む醍醐味としては、今まで断片的だった知識がつながっていく楽しさも大きいと感じました。
たとえば…
- ランプが発明されて夜更かしをするようになったこととアフタヌーンティーの誕生
- 質の悪いお酒が流行したことと庶民に紅茶が親しまれるようになったこと
など、予想外の関係にびっくりしました!
関係性を知ることで、当時の雰囲気が具体的にイメージできるようになりました。
学生時代に知っていたら、もっと歴史の授業が楽しくなったかも…って思ったり…。
紅茶がお好きな学生さんには是非オススメしたいです♪
図説英国ティーカップの歴史 終わりに
私はこれまでティーカップについて学んだことがなく「なんだか敷居が高そうだなぁ」って思っていました。
正直に言うと、芸術方面への知識も中学生の頃に習ったような気がする程度です!笑
なので、もしこの本が専門用語が盛り沢山ってタイプだったら全く理解できなかったと思います。
図説英国ティーカップの歴史は、挿し絵や実際のティーカップの画像が豊富で、解説の仕方も丁寧で読みやすかったです。
「あっ、これがその模様なんだ」「当時ってこんな雰囲気なんだ~!」
と、具体的に理解することができました♪
自分好みのティーカップを探すという実用面でも活躍してくれそうな予感があります。
ティーカップについて学んでみたい紅茶好きの方におすすめできる一冊です♪
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