ギダパール 2017DJ-14の感想

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こんにちは、銀猫です!

今日は、ギダパール2017DJ-14を飲んでみた感想をお届けします!
ダージリンの春摘みなのですが、ちょっといつもと違う雰囲気を感じられましたよ。
「こういうお茶もあるのか~!」って参考になると思います。

それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう~!

 

ギダパール2017DJ-14ってこんな感じ

このお茶は、ダージリン紅茶専門店リーフルさんの福袋で手に入れました。

鮮やかな緑色の茶葉のまにまに、薄緑色の芯芽が散りばめられ、見た目にも若々しい印象を持っています。しっかりとした黄金色の茶液は、花のように深く甘く澄んだ香りを漂わせ、グリニッシュな茶の味わいを優雅に引き立たせています。凛とした気品に満ちた早春の逸品です。

早春っていつなんだろう…?と思ったのですが、
付属の説明によると、2017年4月に摘まれたお茶みたいですね。
福袋に入っていた他の2つのダージリンファーストフラッシュは3月摘みなので、さらに気になってきました。

ギダパール2017DJ-14を実際に飲んでみた様子

まず、茶葉はこちら。
肉眼では、カーキのような落ち着いた色調に見えます。
小さな浅緑色の芯芽や、オレンジがかった茶葉もありました。
乾いた茶葉からは清々しい香りも。食べてみると、しっかり撚られていて硬めの食感です。

 

温めたポットに茶葉をいれると、華やかなチョコレートにあるような軽い酸味が出ました。
クリーンな風味を想像していたので、ちょっと予想外です!

3g300ml6分で淹れたのが、こちら。
水色もオレンジかかっていますね~!味わいもしっかりめの印象ですよ。

風味は、とろみを伴う深い甘みと、爽やかな渋みが特徴的。
喉にぽってりと甘みが残り、全体に飲みごたえを感じました。
気になっていた酸味は、味わいにはあまり強く出ませんでした。

茶殻は、豆や甘い芋を連想する香りで、厚みがあります。(水色はオレンジなのに香りはFFらしいのが不思議です)
食べると、肉厚でしっかり硬めの食感です。
茶殻に渋みが強めに残っているため、抽出時間を短くすると渋みが減り、クリーンな味わいになりそうだな、と思いました。

抽出時間を短くすると…

そして、1分短くしてみたところ…

ハーバルな澄んだ香りが前に出て、後の渋みがなくなりました。
1口目の甘さから余韻まで滑らかに繋がります。

6分の条件では凛とした感じ、5分ではたおやかさが楽しめるって感じですね。

抽出条件ではっきりと風味が変わるのは、とても面白いです!

ギダパール2017DJ-14の味わいの感想

それでは、全体の感想です。

このお茶はすでに飲みきっているのですが、
凛とした方の淹れ方は、シャキッと起きたい目覚めの1杯に、
たおやかな淹れ方は、ちょっと肌寒い夜にぴったりでしたよ!

ダージリンファーストフラッシュの中では、力強い味わいなのかな?という印象です。
青さなども控えめなので、苦手意識がある方でも楽しめると思います。

渋み★★★☆☆(6分だと★4くらい)
フラワリー★★★☆☆(味わいは軽くグリニッシュ)
重厚感★★★★

味はFFの中ではどっしりめなのですが、香りは繊細な印象です。
水道水で淹れる場合、しっかりめに沸かしてあげないと、かすかなカルキ臭に負けてしまうな…という感じでした。
また、味が力強いので、渋みを抑えるような淹れ方のほうが香りの印象を拾いやすかったです。

茶葉や茶殻の様子を見つつ、淹れ方を調整して飲むのが楽しいお茶でした。

ギダパール2017DJ-14のおすすめの楽しみ方

私が特に気に入ったのは、甘みの強いフルーツとの組み合わせです。


ドライフルーツ(画像は、杏・ラズベリー・いちじく・プラム・洋梨)との相性を探ってみたところ、鮮やかな香りがあるラズベリーが好みでした。
ベリー系のスイーツとも相性が良さそうです。

一番渋みを和らげたのは、よく熟れたメロン。
渋みの角を丸めつつ、さらに奥行きを出してくれました。

春摘みダージリンの中ではしっかりめの味わいなので、甘みの強いフルーツと合わせてもしっかり主張してくれますね。

ギダパール 2017DJ-14の感想 終わりに

最後に、最近飲んだ他の春摘みダージリンもあわせてご紹介します。

この2017年のジンDJ-1も面白い特徴がありました。
心地よい渋みの後に燻したような風味がふわっと来るんです。
メジャーなお茶でいうと、キームンに感じるような風味。しつこくないので、とても上品な雰囲気に繋がっていましたよ。
色々飲んでみると、お茶ごとの個性にびっくりすることがありますね!

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