初心者でも淹れやすかった!日本の煎茶のお店紹介

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こんにちは、銀猫です。
実は、今年(2020年)の春頃から日本のお茶も飲み始めました。
自宅で淹れるようになってから半年ほど経ったので、その経緯などをまとめてみます。

実際に購入した中から、淹れ方などの説明がわかりやすい・容量少なめで飲みきりやすい・新規ファン向けの取り組みがあるお店もご紹介します。

これまで「なんとなく煎茶は選んでこなかった」という方もぜひ参考にしてみてください。

容量・飲みきるスピードが不安だった

日本のお茶って子どもの頃から身近にあるものでしたが、自分で茶葉を選ぶことはありませんでした。

もともと紅茶にハマるまでは、こんなふうに毎日たくさんお茶を飲む生活ではなく。
紅茶を飲み始めてからは「開封後の緑茶って風味の落ちるスピードが早いんだよね…」という点が気になっていました。

スーパーなどで見かける、クセのないティーバッグ緑茶にはあまり惹かれず、かといって100gサイズを1人でスピーディーに飲み切る自信もない。
私と同じような理由で、紅茶は飲むけど日本のお茶はよくわからないというお茶好きさんも多いのではないでしょうか。

2020年は日本のお茶業界にとって苦しい年

(この記事がいつごろ読まれているのかわからないので念のため解説しておきますが)2020年は新型コロナウイルスにより、さまざまな産業が大打撃を受けた年でした。
県をまたいでの移動が制限されたり、観光客がいなくなったり、イベント中止が相次いだ結果、農業にも大きな影響がありました。

[新型コロナ] 二番茶諦め 苦渋の決断 相場低迷…コロナ追い打ち 静岡
https://www.agrinews.co.jp/p51563.html

春の新茶の季節になると、普段はにぎやかになるお茶好き界隈。
ツイッターなどで日本茶の情報もよく流れてくるのですが、今年は値付け価格も低く、生産減のお話も聞こえてきました。

このまま生産量が減っていったら、日本のお茶ってどうなるんだろう…?と考えずにはいられませんでした。

ささやかな応援として私も日本茶を飲み始めました

お茶文化ファンのひとりとして、私も日本のお茶を購入し、自宅で淹れることにしました。
購入時は、できるだけ産地と生産者さんがわかる茶葉を選び、感想も発信しています。
(紅茶や中国茶を飲み始めたときのように、きちんとまとめられるようになるには時間がかかりそうですが、いずれこのサイトでご紹介するかもしれません。)

これまで飲んだお茶たち

日本のお茶を飲みつけている方々にオススメを教えて頂いたり、自分で色々調べたりしています。
在庫切れが少なそうなお店から、初心者さん&1人で飲む方に優しい取り組みがあった店舗をいくつか紹介しておきます。

葉桐さん

昔からあるお店なのに、50gサイズ35gサイズなど1人で飲みきりやすい容量を置いてくれていることにびっくりしました。
新興のお店に比べると品種茶は少なめ。

パッケージに淹れ方(茶葉量・湯温・蒸らし時間)を書いてくれています。
煎茶に慣れてなくても湯冷まし中に淹れ方を確認できるのが◎。
深蒸し・和紅茶・ほうじ茶などさまざまな茶種の取り扱いがあるため、開拓し甲斐があります。

品種茶をいろいろ飲んだなかで「紅茶・中国茶ばかり飲んでいた私にもわかる、この品種差!」と感じたのが、日本平 蒼風です。
そうふうは、紅茶でもおなじみのインド系アッサム茶樹(印雑131)と、日本の煎茶ほぼこれ?と言われている茶樹(やぶきた)の間にできた子です。(もうここからして興味津々ですよね)
キャラクターがはっきりしているので、衝撃を受けたい方におすすめです。

 

煎茶堂東京さん


煎茶堂東京

割れなくて1人前が淹れやすい透明急須が有名な銀座の新興お茶ブランド、煎茶堂東京さんです。
特徴的だな、と感じたのが4g(1回分)サイズ売り
小さめパッケージは気に入った茶葉をトレードしたいときにも活躍しますし、
予算が限られた中でさまざまなお茶を飲みたいときにも嬉しいですよね。

スタックできるおしゃれな茶缶や、見てわかりやすい「お茶の味わいマップ」など、デザインも工夫されています。
品種茶専門でマニアックなのですが、はじめてでもぐいぐい引き込まれる工夫があるのでひょいと入っていけました。

公式オンライン通販では、お茶に合うお菓子も売られています。
貴腐ワインレーズンがとってもおいしかった!
お茶を使ったアレンジやペアリング案など、参考になりそうなコンテンツがたくさんあります。


参考文献 農研機構さん

ツイッターで私が「なろうで読んだ」と言っているのはだいたい農研機構さんのことです。
温暖化やら品種開発のことを考えると今飲んでおきたいお茶たくさんあるな~と思い、手始めに品種茶を飲んでいます。

その際、よく参考にしているのが農研機構さんの茶品種ハンドブックです。
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/kind-pamph/078757.html
(リンク先のページにあるPDFから閲覧できます)

生産技術や製法についてはまだ理解が追いついてないところもあるのですが、静岡県茶業会議所の本を参考にしています。
こっちは完全に農家さん向けの内容で、難しいね…。

終わりに

半年ほど日本のお茶を飲んでみた結果、自然と生活に取り入れられるな…ということがわかりました。
私の場合、

  • お茶を毎日飲む習慣ができていた
  • 1日に飲むお茶の量が増えていた
  • お店側も容量少なめで売ってくれている
  • 家庭料理とも相性がいい(和食中心)
  • 新型コロナウイルスでさらにインドア生活に

という状況があり、飲むお茶の種類が増えても負担は感じず、むしろ楽しいな、と思っています。
日本のお茶は日本語の資料も豊富ですし、産地の気候の違い・距離感など体感的にピンときやすい要素も多め。
これまで深堀りできていなかったことも学べそうだと感じました。

お茶に関するイベントがどんどん中止になり、2020年も残りわずかとなった10月もまだ開催は難しい状況です。
オンラインに移行するなどさまざまな形でお茶業界も頑張っているので、気になった方はぜひイベントページなどを覗いてみてくださいね!

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