
こんにちは、銀猫です♪
今日は、世界三大紅茶の1つともいわれている祁門(キームン・キーマン)紅茶のことをお話します。
「スモーキーって感想を見かけたんだけど、どういう意味?」「香り以外の特徴も知りたい!」
と感じているあなたのために、じっくり解説していきます。
さらに、オススメの食べ合わせやミルクティーにしたときの印象など、祁門紅茶の楽しみ方もご紹介。
あっ、英国王室に縁のある紅茶としての面や、伝統的なシーンでの祁門紅茶のエピソードもありますよ。
それでは、祁門紅茶の世界を覗いてみましょう~!
祁門の全体像をご紹介
まずはざっくりと、祁門紅茶の全体像をお伝えします。
祁門紅茶は中国の安徽省・祁門で収穫される紅茶の種類です。
高級感があり、上品な紅茶として世界中で楽しまれています♪
また、製茶の工程が多いので「工夫紅茶」ともいわれています。
一説によると、20以上の工程を経て完成するのだとか。想像するだけで大変そうですよね…。
祁門紅茶はランクによって香りや味わいの印象が大きく変わるという一面もあります。
祁門紅茶の持つ「オリエンタルな雰囲気」はインドやスリランカの紅茶にはない魅力として、ヨーロッパを中心に人気があるようです♪
祁門紅茶の特徴
キームン紅茶は日本国内の紅茶専門店でも手に入れやすく、渋みが少なくまろやかな味わいが特徴です。
「ポットに入れたままうっかり蒸らし時間をオーバーしちゃった」ってときも大きな失敗にはなりにくいですよ。
ちょっと濃いな…と感じたら、ミルクを加えてミルクティーとして楽しむのがおすすめ。
大量消費ではなく祁門紅茶の持つ個性的な風味を楽しむために飲まれているので、茶葉のサイズも大きめ(OP)という傾向があります。
一番多い「スモーキーな祁門紅茶」
このタイプの祁門紅茶は、二番摘み以降に収穫された茶葉を使い、数カ月から1年ほど熟成させた茶葉が多いようです。
いぶしたような香りが特徴的で「スモーキー」「燻香」「火香」といわれるのはこの茶葉のことです♪
ランクとしては1級で最も流通量が多いといわれています♪
重厚感 ★★☆
燻香 ★★☆
渋み ★☆☆
燻煙されたような香りがありますが味わいにはクセが少なく、まろやかです。
とろみがあるように感じるほど、マイルドで優しい味わいが楽しめます♪
特級品と比べると少し渋みが感じられますが、他の紅茶と比べると渋さは皆無といってよさそうです。
上質な祁門紅茶
3月から4月頃に収穫された質の良い茶葉を使い、半年から1年ほど熟成させます。
上質な祁門紅茶として一般的なのはこの「特級ランク」の茶葉だといわれています♪
これ以上のランクになると、国賓や中国政府の高官の間にしか出回らず、入手自体が難しいようです。
重厚感 ★★☆
華やかさ★★☆
渋み ★☆☆
特級の祁門紅茶の香りは、リンゴ・バラ・蘭、花の蜜のような華やかさがあります。
よくいわれる「スモーキー(燻香のような風味)」はあまり感じられません。
渋みは弱く、とろりとしたマイルドな口当たりと濃厚な味わいが特徴ですよ♪
とても穏やかな味わいと香りなので、リラックスしたいときや渋みが苦手な方におすすめです。
祁門紅茶のランクづけについて
祁門紅茶について調べたり、実際に購入したりすると、ラベルや商品名に見慣れない文字がありませんか?
日本でよくみかけるのは「特級」「一級」などのようですね。
祁門紅茶の品質や工程の多さなどを基準にして、
- 特貢
- 貢茶
- 礼茶
- 特茗
- 特級
- 一級
- 二級
- 三級
という、8つのランクに分けられています。
上のものほど高級で、下のものほどお手頃なものとなっています♪
こういった茶葉のランク付けシステムは、紅茶の有名産地のインドやスリランカなどにはないものです。
あっ!注意点なのですが、紅茶業界では茶葉の細かさのことを「グレード」と表現します。
一方で、祁門紅茶は品質のランクのことを「グレード」と表現していることがあるので、混乱を招きがちです…。
特級や一級など漢字で書いてある方がランク、OPやBOPなど英語のほうが「茶葉の細かさ」と覚えておくのがおすすめです♪
初めて祁門紅茶を買うときに私はとても混乱したので、みなさんもお気をつけください…!
伝統的なシーンでの祁門紅茶
祁門紅茶はビクトリア女王の誕生日に献上された茶葉としても有名です。
現在も、エリザベス女王のお誕生日には祁門紅茶が飲まれているそうですよ♪
イギリス王室の方のお誕生日の伝統として100年近く受け継がれ、今では欠かせない存在になっているのですね!
そういった上流社会の習わしの影響もあると思うのですが、イギリスでは「上品なお茶」として根強い人気があります。
実際に、各お茶メーカーのロイヤルブレンドに祁門紅茶がよく使用されています♪
「ロイヤルブレンドの味わいが好み」という方は、祁門の味わいがお好きな可能性がある!ともいえそうですね。
祁門紅茶の楽しみ方
飲み方としては、華やかな香りが感じられる祁門紅茶はストレートで、
スモーキーな香りとしっかりした渋みのある祁門紅茶はミルクティーにするのがおすすめです♪
私が飲んでみた印象では、祁門紅茶のミルクティーは「ミルクの風味に馴染む」「乳製品の風味と燻香が溶け合っている」って感じました!
相乗効果で、他にはないまろやかな風味を生み出しているような気がします♪
アッサム紅茶やウバ紅茶のミルクティーのような「紅茶のコクがしっかり感じられる」「ミルクの風味に負けない」というタイプとは全く違う印象でした。
ちなみに産地の中国ではストレート、イギリスではミルクティーにするのが人気のようです。
オススメの食べ合わせ
祁門紅茶はバランスの良い味わいの紅茶なので、特別相性の悪い食品はなさそうです。
スイーツなら、濃厚でミルキーな味わいのチーズケーキと組み合わせるとまろやかに頂けます。
滋味深い味わいなので、チョコレートやベリーなど酸味のあるフルーツと合わせても引き立ちました。
また、イギリス菓子のスコーンを合わせると、口の中に残った油脂をさっぱりと流しつつ余韻もマッチしていました。
スコーンやクロテッドクリームのこってり感が強いな、と感じたときはキームン紅茶を合わせるのがおすすめです!
ちなみに、伝統的なアールグレイのベースにもキームン紅茶が使われています。
オレンジやレモンなど柑橘系の風味とも相性がいいので、オールマイティーに活躍してくれそうです。
終わりに
祁門紅茶はほっとする香りと味わい、全体に優しい雰囲気があるので、飲むとなんだか癒やされるお茶です。
ずーっと昔に祁門紅茶を飲んだイギリスの人たちも、この独特の味わいに東洋の神秘的な魅力を感じたのかも…って思いました。
祁門紅茶は「ティータイムに思いっきりくつろぎたい!」「お茶に癒やされてリラックスしたい!」って方には特にオススメです♪

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