こんにちは、銀猫です!
今日はムジカティーのサバラガムワ紅茶を飲んでみた感想をお届けします!
茶葉の様子・水色・風味などを画像つきでお伝えしますね。
サバラガムワは近年になってルフナと区別されるようになったという経緯があります。
なので、紅茶の本などではまだ紹介されていないことも多いみたいです。
私も気になっているので「ルフナとの違いって?」ということもできる限り調べてみました。
それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう~!
ムジカのサバラガムワ紅茶ってこんな感じ
ムジカのサバラガムワ紅茶について調べてみたところ、販売が始まったのは2012年からのようです。
ムジカさんはそれまでロウグロウンティー自体を取り扱っていなかったみたいですね。
取扱開始のきっかけは、2012年(創業60周年)のスリランカツアーだったみたいです。
お値段は226g入の缶・350g袋入などで2,000円ほどのようです。
ムジカさんの茶葉は基本的に大容量になっています。
「自分のペースでゆっくり飲みたいなぁ」という場合は、最初に密封できるパックや缶に小分けにすると安心できそうです。
サバラガムワとルフナの違いって?
まずは、知識や分類としての「サバラガムワとルフナの違い」について知りたいですよね。
一般的には、
スリランカのロウグロウンエリアのうち、北部をサバラガムワ、南部をルフナ
としているそうです。
(2021年追記分)
ルフナとサバラガムワは現地の行政区の違いで区切られているため、お茶好きさんが風味の違いでこの2つを区別するのは難しそうです。
分割の背景には、ローグロウンエリアの紅茶の産量が増えたことが関係しているようです。
風味の違いという発表もありますが、いろいろ飲んでみると明確な違いが感じられず、これは後付けのように感じます。
ムジカのサバラガムワを実際に飲んでみた様子
それでは、実際に淹れてみた様子を見ていきましょう!
抽出条件は6g300ml3分です。
まず、茶葉の様子はこんな感じです。
黒々としていますがよく見ると明るい茶色が混じっています。
茶葉はかなり細かく、食べるとやや軽めに黒糖のような風味を感じます。
温めたポットでは、トマトに似た甘さと、パンを連想する香ばしく優しい香りが広がりました。
3分待ってカップに注ぐとこんな感じです。
水色に赤みがあってきれいですね~!
カップではパンを連想する穀物的な甘さと控えめな黒糖っぽさを感じました。どちらも柔らかく香ります。
味わいは、ほろ苦さが前に出ている印象です。
甘みは鼻抜けや後味などでじわっと出てくるようでした。
茶殻はしっかりした硬さがあり、もそもそとした食感でした。
苦味はなく、噛むと甘みが出てきました。
ムジカのサバラガムワの味わいの感想
それでは、ムジカのサバラガムワについて、ポイント別の感想です♪
- 茶葉…細かく、黒い中に明るい茶色。食べると控えめに甘い。
- 水色…暗い赤橙色
- 香り…パンっぽい穏やかな甘さ。奥に黒糖。鼻抜けは黒糖感が強い。
- 味わい…ほろ苦さが前に出てくる。後からじわっと甘みが出てくる。
淹れ方・年度・茶園によってさまざまな風味が出そうですが、今回の淹れ方だとこんな印象でした。
苦味 ★★★★☆
甘み ★★★☆☆
重厚感★★★★☆
全体としては、ルフナのような濃くて純な甘さという感じではない印象です。
飲みごたえがしっかりありつつ渋みはなく、特徴的なのはほろ苦い風味だと思いました。
苦味があるぶん全体に奥行きを感じますし、黒糖っぽい甘みとの対比も楽しいと思います。
淹れ方を試してみた中では、ガラスのポットよりも陶器のポットの方がまるみのある味になりました。
苦味を抑えたい方は試してみるとよさそうですね♪
ムジカのサバラガムワのおすすめの楽しみ方
まず、ミルクティーにして飲むのはかなりおすすめできそうです♪
ミルクを合わせると、独特のほろ苦さがなくなってコクに変わる印象です。
余韻にビターな感じは残りますが、全体に奥行きを与え、飲みごたえになっていると感じました。
「蒸らしすぎちゃったな…」「ちょっと苦味が気になるなぁ」と感じたら、お湯で薄めるよりもミルクを加えとおいしく頂けそうですね♪
(早く食べたくてブレブレになりました)
ムジカのサバラガムワに合わせるお菓子は、伝統的なスタイルのスコーンがおすすめです!
私はベノアのスコーンとRoddasのクロテッドクリームをあわせましたよ♪
小麦の風味と濃いクリームの風味、ジャムの甘さ、どれもサバラガムワの風味と相性がいいと思います。
もちろん、ミルクティーにもぴったりでしたよ!
【ムジカ】サバラガムワの感想 ルフナとの違いは? 終わりに
ムジカさんがスリランカのローグロウン紅茶を取り扱い始めたのは創業60周年の2012年からです。
歴史のあるお店ですし、ラインナップの変化に時代の流れを感じた方もいらっしゃると思います。
しかし、お財布に優しい価格で日常のお茶シーンを支えてくれる頼もしさは変わっていないと感じました。
ちなみに、スリランカは産地ごとにロゴマークがあります。
サバラガムワは宝石の産地としても有名なので、ロゴは宝石を模したマークになっています。
パッケージに産地のロゴが入っているお店があったら、注目してみると楽しそうですね!
サバラガムワはまだ取り扱いが少なく、詳しく紹介された本などもみつかっていませんが、なにか分かったらまた追記します。