こんにちは、銀猫です!
今日はルピシアの2018年旬のニルギリからクレイグモア(FOP)を飲んでみた感想をお届けします!
茶葉の様子・水色・風味、淹れ方を変えてみた様子などを画像つきでお伝えしますね♪
クレイグモア茶園は根強い人気があり、ほぼ毎年日本に入荷するみたいです♪
茶園の特徴なども調べてみたのできっと参考になると思います!
それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう!GOGO!
ルピシアの2018年のクレイグモアってこんな感じ
まず、ルピシア公式の説明をご紹介します!
ニルギリ屈指の人気茶園より
春の草原を思わせる爽やかな風味。さらりとした透明感のある、優しい味わいの旬のニルギリ紅茶です。爽やかな香り立ちと、渋みが少なくまろやかな味わいの、上品な印象のニルギリ紅茶です。
香りと味わいのバランスに秀でており、余韻もさっぱりとしていてレモンとの相性も抜群。
さっとレモンスライスをくぐらせたあとに、ほんの少し砂糖を加えると上品な甘みが際立ちます。
優しい味わいは、午後のリラックスタイムにもおすすめです。
価格は50g730円でお財布に優しいですね♪
スペシャルティーを除くと、2018年のルピシアで扱われた旬のニルギリの中では唯一のFOPタイプでした。
店頭で試飲したときは「夏の華やかなアッサムみたいな雰囲気とねっとりした甘み」が印象的でした。
実際に飲んでみた様子
それでは、実際に淹れたみた様子と私なりの感想をお伝えしますね!
今回の抽出条件は6g300ml98度3分です。
まず、茶葉の様子がこちら!
FOPタイプでかなり大きめ、色は黒々としていますよね!
食べるとサクッとした軽やかな食感で、見た目からは想像しづらいほど清らかな爽やかさがあります。
後味に少し渋みがありますが、全体的に風味がとても淡い印象です♪
温めたポットに茶葉をいれると、黒糖や甘い芋を連想する濃い甘みが広がりました。
ここで、私は「300mlの湯量では茶葉が広がるスペースが足りてないかも…?」と気になりました。
ポットの形状によりますが、茶葉が大きいので様子を見たほうが良いかもしれません。
カップに注いでみると…こんな感じです♪
茶葉はどっしりした見た目なのに、水色は淡いオレンジ色なんです!きれいですよね~!!
舌触りがすごくなめらかで、トゲや引っかかりがほとんどない味わいです。
後味にうっすらと若々しい青さがありますが、春の風の香りみたいに淡く、あまり長く続かないみたいです。
茶液の温度が下がってくると、芋っぽい甘みを感じやすくなり、更になめらかさが増すように感じました。
茶殻は厚みがあり、歯ごたえもしっかりしています。
渋みなどはなく食べごたえがありますよ!
淹れ方を変えてみました
FOPタイプの茶葉って「淹れ方次第でいろんな風味が引き出せる」ってことがありますよね♪
私も気になったので条件を変えてみました!
クレイグモアを6g400ml98度5分で淹れてみると、
- 滑らかさと甘みが増した
- 後味の爽やかさは減った
- 飲み終えるとベールのように舌を覆う渋みがある
って感じでした。
6g400ml100度3分ティーコゼーでしっかり保温して淹れてみると、
- カップでの香り立ちがいい(グリニッシュな爽やかさ)
- 冷めてくると酸味のある爽やかな風味
って感じでした♪
湯温を変えたり抽出時間を変えたりすると、意外な一面に出会えそうですね♪
ルピシアのクレイグモア2018の味わいの感想
それでは、それぞれ気になるポイント別の感想です♪
- 茶葉…黒々として大きいFOP。食べるとグリニッシュな爽やかさ。茶殻は肉厚で歯ごたえがある。
- 水色…橙色
- 香り…ポットではややねっとりした濃い甘み。高温でいれると若々しくフレッシュな香りが楽しめる。
- 味わい…トゲがなく滑らかな味わい。全体が軽やかで後味に爽やかな青さ。冷めてくると甘みや酸味が出る(淹れ方次第)
抽出条件や淹れ方次第で大きく風味が異なりそうですが、全体としてはこんな特徴がありそうです。
渋み ★☆☆☆☆
グリニッシュ・甘み ★★☆☆☆
重厚感 ★☆☆☆☆
全体的には、透明感のある清らかな雰囲気の茶葉って印象です♪
繊細な味わいなのですが、温度によって風味が変化していることがわかりやすかったです。
使う水・湯量・湯温・ポットの材質・カップの形など、抽出条件を変えて楽しむことができましたよ♪
甘みの印象が強かったので、旬のニルギリに多い「柑橘系の酸味」が苦手な方も選びやすそうですね!
紅茶の渋みや強いコクが苦手な方にもおすすめできる茶葉だと思います♪
おすすめのアレンジや食べ合わせは?
ルピシアの店員さんは、2018年のクレイグモアの飲み方について「ストレートとレモンティーがおすすめ」と仰っていましたよ♪
食べ合わせの場合は、清らかな風味の茶葉なので、重たい質感のお菓子に合わせると負けてしまうかもしれません。
私が試してみた中では、
- マーマレードジャムを舐めながら(ロシアンティースタイル)
- 軽やかなメレンゲ菓子
が気に入りました!
ロシアンティースタイルの即席レモンティーなら、酸味と甘味を足しつつ「レモンを長く浸け過ぎちゃった…」って失敗もありません♪
バランスの調整がしやすく、手間も少ないので気軽に試してみてくださいね!
クレイグモア茶園について
クレイグモア茶園は現地でも日本でも人気の高い茶園のひとつです。
クレイグモア茶園は100年以上の歴史があり、設立したのはスコットランド人だそうです。
標高約1,500mの位置にあり、茶園の近くには小川や滝などもあるそうですよ♪
周辺にはニルギリ地方らしい自然も見られ、ユーカリやイトスギの木などもある場所だそうです。
(ユーカリの精油はニルギリ地方の特産品みたいです。テロワールのアイデアになりそうですね!)
茶園の特徴は「さまざまな品種の茶樹があるので幅広い個性がある」ってことです。
伝統的なアッサム種だけでなくクローナル種(挿し木栽培)にも力を入れています。
近年では、クレイグモア茶園の優れた茶樹から作られた品種(クローナル)が高く評価されていますよ♪
特にCR6017という品種は有名で、ニルギリを代表するクローナル品種だといわれています。
CR6017は青りんごや蘭の花を連想する香りが期待でき、多くの茶園に取り入れられました。
ちなみに、頭文字のCはクレイグモア茶園のことだそうです。
日本で人気のサットン茶園もこのCR6017を栽培しているみたいです♪
【ルピシア】クレイグモア(旬のニルギリ) 終わりに
ニルギリは通年出回っているのはCTCタイプが多いので「FOPタイプは旬ならではの楽しみ!」って感じがしますよね♪
私が飲んでみた感想としては、2018年のルピシアのクレイグモアは、
いろんな淹れ方や条件を試す楽しさがあり、ニルギリのクセのないという特徴の良い面を堪能でき、とてもいい経験になりました♪
お財布に優しい旬のFOPタイプのニルギリってところも嬉しいですよね!
クレイグモア茶園は日本でも多くの紅茶専門店が取り扱う人気の茶園です。
茶園にはさまざまなタイプの茶樹があるので、同じ年でもルピシア以外の紅茶専門店で購入したらまったく違う風味が楽しめるかもしれません♪
飲み比べてみるのもきっと楽しいと思います!
初心者さんがいろんな紅茶のいれ方を試すための茶葉としてもおすすめできそうです♪
↓のシルバーポットさんの2018年のクレイグモアは、CR6017由来の青みのある甘い香りを楽しめるそうです。
お値段も手頃なので、気になる方はぜひ試してみてくださいね♪
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