ディンブラ グレートウェスタン茶園 2019年クオリティシーズン

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こんにちは、銀猫です!

今日はシルバーポットさんで購入した、ディンブラ グレートウェスタン茶園 2019年クオリティシーズンを飲んでみた感想です。

ディンブラは、飲みやすい紅茶の代表格として挙げられることも多い茶葉。
クオリティシーズンのディンブラはしっかり個性も感じられるので、特別な日のお茶としてもおすすめですよ。

それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう!

ディンブラ グレートウェスタン茶園 2019年クオリティシーズンってこんな感じ

まずは、公式の説明をご紹介しますね。

スリランカで6番目に高い同名のグレートウエスタン山山麓に位置し、標高は約1450m。規模も大きく、ディンブラを代表する茶園の一つです。

ご紹介する紅茶はディンブラならではの草原の香りに、ほのかに梅の花香。蒸らし時間2分程ですと渋み少なくさっぱりとした美味しさ、ストレートティーがお勧め。蒸らし時間3分以上でボディとナッティな香りも出てきて飲みごたえがありながらサッパリとしたミルクティーを楽しむ事ができます。

細かめのBOP(ブロークンオレンジペコ)グレードで、お値段は50g998円でした。

シルバーポットさんが公式で紹介されているとおり、グレートウェスタン茶園は比較的規模の大きな茶園のようです。
生産量が多いだけでなく、衛生管理にも気を遣って品質の良いお茶を作っているようですよ。

ちなみに

グレートウェスタンで検索すると、
グレート・ウェスタン鉄道
グレート・ウェスタントレイル(ボードゲーム)
がヒットします。
鉄道の方は、ロンドンとウェールズをつなぐ路線の話で、つまりイギリス。
トレイルの方は、19世紀アメリカが舞台のようです。

グレートウェスタン茶園のディンブラを実際に飲んでみた様子

それでは、実際にお茶を淹れていきましょう!
まずは6g300ml3分の条件です。

茶葉を触ると、さらっとしていて粒の細かさが揃っています。BOPですが、細かいですね。
産毛のような細い茶葉やわずかに金色がかった茶葉も見えました。
乾いた状態ですでに甘い香りが漂っています。

温めたポットに茶葉を入れると、トマトのような甘い香りがします。(フレッシュさと甘さが期待できそうです)

カップに注ぐと、こんな感じ。
少し口の開いたカップを合わせると、美しい水色も楽しめますね。

風味は、初夏の風のようなさらっとした青さと微かな酸味があります。
コクは中程度ですが、上質なウバに似た奥行きある甘みが飲みごたえを作っています。
渋みはあまり前に出ませんが、全体を引き締めてまとめています。

甘みの余韻が長く、喉でしっかりと甘さを感じられました。
口内にはあとから軽いうまみ感も感じましたが、甘みのほうが強い印象です。

シェイプで水色の見え方が異なるので、カップ選びも楽しいですね。

 

ミルクティーにしてみた

長めに蒸らして濃くなったところにミルクを加えてみました。

アッサムやルフナのミルクティーと比べると、全体的にさっぱりしています。
ミルクのコクのある甘さと茶葉由来の爽やかな甘さが同時に感じられ、華やかなミルクティーになりましたよ。

もっとコクがほしい!という場合は、
はちみつや黒糖などを使ってお茶に重みをつけてあげるとよさそうです。

ディンブラ グレートウェスタン茶園 2019年クオリティシーズンの味わいの感想

それでは、全体の感想です。

この茶葉は、クオリティシーズンのディンブラの華やかな風味がしっかり感じられました。

ディンブラのもうひとつの特徴として挙げられるのが「茶葉をやや細かめに作って渋みを強める」という方法。

これについては、茶葉は細かいものの3分だとあまり渋くないかなと思いました。
渋みがあまり強くないからこそ、甘みを強く感じられたのかもしれません。(または、私が濃い紅茶に慣れているからかも)

渋み ★★☆☆☆
甘み ★★★★
重厚感★★★☆☆

朝食にも特別な日にも似合うお茶

「特別感の強いお茶ってお菓子やごはんと合わせにくい」
ついスペシャルなお茶に手が伸びるものの、肩の力を抜いて淹れられるお茶もほしい…!
これってお茶好きさんあるあるだと思います。

 

このディンブラは、トーストやクッキーなど日常的な食べ物にも、
イベントシーズンの華やかなお菓子にも合うお茶です。

パンと合わせると、小麦やバターの風味を邪魔せず、どこか共通の要素も感じられました。
ミルクティーならざっくり1ポットで淹れられるのも嬉しいポイントですよね!

特別な日のお菓子としては、
洋酒・スパイス・ナッツ・ドライフルーツを使ったクリスマスのお菓子、シュトレン

風味豊かなお菓子を引き立てつつ口の中をすっきりさせ、喧嘩しないバランスを生み出してくれました。
さまざまな食物の風味をまとめ上げてくれるのは、オーソドックスな味わいが魅力のディンブラならでは。
ミンスパイやケーキなど、主張の強いおやつにもしっかり馴染んでくれそうです。

終わりに

 

ディンブラについて詳しく見ていくと、さらに4つのエリア・2つの傾向があるそうです。
これについては、紅茶 味わいの「こつ」という本に詳細が載っています。

他の本ではさらっとしか紹介されない事が多いスリランカについて、詳しく話してくれる本ですよ。
とくに、通販でクオリティシーズンの紅茶を購入したい方は、知っておくとよいかなと思います。

私も購入し、感想や見どころを紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
紅茶味わいの「こつ」の感想 Q&Aとバイヤー視点で明快

旬の茶葉なのにお値段もお手頃なので、
通年生産されるディンブラに物足りなさを感じている方も、ぜひクオリティシーズンのディンブラを体験してみてくださいね。

 

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