レモンティーの作り方は?おいしくするコツやおすすめ茶葉

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こんにちは、銀猫です♪

今回は、
「レモンティーを自分でいれると渋くなっちゃう」「イマイチ淹れ方も飲み方もわからない」「レモンティーと相性の良い茶葉ってあるの?」
って疑問にお応えする記事です♪

レモンティーの基本の淹れ方とおいしくするコツ相性の良い茶葉と馴染みにくい茶葉悩み別のアドバイスをお届けします♪
理由も添えてお話しているので、紅茶の知識を求めている方も読んでみてくださいね。

さらに、私が調べてみた「レモンティーにまつわるお話」も紹介しています!

それではレモンティーの世界を覗いてみましょう!

基本のレモンティーの入れ方

レモンティーはストレートティー(ブラックティー)に輪切りのレモンを加えた飲み物です。
なので、紅茶は基本の淹れ方でOKですよ♪

肝心なのはその後の、

  1. レモンを薄く輪切りにする
  2. カップに紅茶を注いだ後にレモンをそっと浮かべる
  3. スプーンで軽く2~3回混ぜる(潰さないようにお気をつけて)
  4. レモンを取り出す

っていう手順です♪

レモンティーっていうと、なんとなく「紅茶の中に輪切りのレモンが浮いている状態」を想像するかもしれませんね。
好みによるとは思いますが、ずーっとレモンが浮かんでいる状態はあまりおすすめできません。

紅茶の中にレモンを浮かべっぱなしにすると渋くなってしまいます。
また、飲もうとするたびにレモンが口元に当たるので楽しいティータイムの邪魔になってしまうかもしれません…。
見た目は涼しげでかわいいのですが、味わいなど実用的な面ではイマイチってことですね。

レモンティーをおいしくするコツは?

次に、レモンティーをおいしくするコツをご紹介します♪
ポイントは以下の3つです。

  1. レモンは薄い輪切りで(2~3mm)
  2. レモンをぎゅっと絞らない
  3. 味を出すのではなく「香りをつける」つもりで

レモンは「向こう側が透けて見えるくらい薄くする」という気持ちで挑んでみましょう!
ギュッと絞ったり長く浸すと、レモンの皮にあるレモンオイルが流れ出て苦くなってしまいます。
酸味を足すのではなく、爽やかな香りを添えるものとして楽しみましょう♪

レモンティーの悩みとアドバイス

よく見かけるレモンティーの悩みや疑問ごとにアドバイスや回答をご用意しました。
紅茶を飲みはじめてすぐの頃に私が困った経験を基にしています。
気になるものがあればぜひ参考にしてみてくださいね♪

香りは好きだけど、独特の苦みが気になる

コツを抑えて淹れても苦みが気になる場合、こんなアドバイスが役立つかもしれません。

  1. 茶葉を見直してみる
  2. レモンの輪切りのを取り除いて使用する
  3. 生のレモンではなくレモンのフレーバーティーを楽しむ

それぞれのパターンについて解説しますね♪

一番大きな原因としては、レモンと相性の悪い茶葉を使用している可能性があります。
元々の渋みに加え、紅茶のタンニンとレモンの成分が反応して苦味を生んでいるパターンですね♪
タンニンの少ない茶葉を使用すると解決するかもしれません。

すぐにできる方法としては、レモンの皮を取り除いておくことです。
苦味の原因はレモンの皮のレモンオイルなので、あらかじめ取り除いてあげると風味の変化が期待できます♪

レモンを使ったフレーバーティーは各メーカーから販売されていますが、世界的に有名なのはTWININGSのレディグレイでしょう。
このフレーバーティーはアールグレイの香りがきつすぎる人向けに開発された商品でもあります。
ニルギリやディンブラなど、他の茶葉と混ぜて香りを調整してみるのも楽しそうですね♪

アールグレイとどう違うの?

アールグレイはベルガモットという柑橘フルーツの香りをつけたフレーバーティーです。
同じ柑橘類ですが、レモンのフレッシュな香りと比べると、ベルガモットには穏やかさが感じられます。

レモンティーに向いている茶葉は?

私がおすすめするのは、以下の4種類の紅茶です。

ちなみに「キリン 午後の紅茶レモンティー」では、ヌワラエリア茶葉を15%使用して爽やかさを引き出しているそうです♪

軽やかさを求めるなら、茶葉に柑橘のような風味があってレモンと調和しやすいニルギリ、
飲みごたえを求めるなら、コクがあり後味にすがすがしさがあるディンブラやキャンディ、
を選ぶのがおすすめです♪

キャンディやディンブラはタンニンが少ないという点からもおすすめですよ♪

向いていない茶葉は?

レモンティーに不向きなのは「タンニンの多い茶葉」だといわれています。
レモンの成分とタンニンが反応して渋みをつくり、飲みづらくなってしまうからです。

タンニンの多い紅茶の種類の代表は、

です。

どれも有名な茶葉の種類ですが、レモンティーには不向きなんですね…。
タンニンの量は見た目ではわからないので「渋みの強い紅茶の種類は不向き」と覚えるのが良さそうです。

レモンティーにまつわる話

「レモンティーっていつどこの国で生まれた飲み方?」ってことを考えたことはありませんか?
イギリスで主流のミルクティーとは正反対なイメージがあり、だけどインドやスリランカのチャイとも違う雰囲気ですよね。

ルーツについて調べてみると、

  1. レモンティーはアメリカで生まれた飲み方説
  2. 元々はヨーロッパの飲み方説
  3. レモンティーはイギリスには無い説

など、諸説あるようです。
それぞれ調べてみたところ、こんなお話がありました。

レモンティーはアメリカで生まれた飲み方説

この説はかなり有力な候補として扱われているようです。(ただし出典不明です)

日本においてレモンティーが普及するきっかけになったのはサンキストが日本におけるレモン消費量を増やす為に、カリフォルニアの一部の農家がしていた紅茶にレモンを入れるという習慣を女性誌に掲載した。このことがきっかけとなって、日本ではカリフォルニアのおしゃれな飲み物というイメージから飲まれるようになった。
Wikipediaのレモンティーのページより)

ネットのない時代、雑誌の情報はかなり重宝され、信じられていたでしょう。
さらに、アイスティーの起源がアメリカにあるので「レモンティーもアメリカでは?」って気持ちになりますよね。
レモンティーの発祥がアメリカにある…という説は、もしかすると雑誌のキャンペーンによるイメージかもしれません。

レモンティーはイギリスにはない説

ヴィクトリア女王の孫娘のアレクサンドラはニコライ二世の皇后としてロシア王室に嫁ぎました。
ヴィクトリア女王がロシア王室を訪問した際に、レモンを浮かべたレモンティーが振る舞われ、大変気に入られたそうです。
それ以来、イギリスではレモンティーのことを「ロシアンティー」と呼んで親しんでいます。

という話がありました。
これは、少なくとも19世紀初頭にはイギリスにも広まっていた、というエピソードですね。

参考(大和総研「ロシアンティーの謎」 エインズレイ「フルーツを使ったティーレッスン」 紅茶花伝「イギリスにレモンティーはない?」 )

まとめ

紅茶の味わいにレモンの爽やかな香りが加わって、気分転換にぴったりです♪
暑い時期にも重宝しそうですよね!

アレンジとしては、しょうがやはちみつを加えたり、旬の時期にはレモンの代わりにゆずを使ってみるのもおすすめです。

レモンティーの発祥は諸説ありますが、美味しい淹れ方は万国共通です!
他のフルーツティーにも応用できるので、ぜひコツを覚えて楽しんでみてくださいね♪

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