紅茶の種類「ダージリン」とは?春夏秋の特徴と購入前のアドバイス

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こんにちは、銀猫です!

今回は紅茶の種類のひとつ「ダージリン」のお話をします!
ダージリンは世界中で愛されていて、マニアな方も多いと言われていますよ♪

「ダージリンってどんなところが魅力なの?」「どうやって購入するの?予算は?」
など、気になる疑問を解消するお手伝いをします♪
できるだけ詳しく分かりやすくお伝えするので、初心者の方も気軽に読んでみてくださいね!

あっ、私がやっている「ダージリンをとことん楽しむ方法」も少し紹介しています♪

それではいっしょに、ダージリンの特徴から見ていきましょう!

ダージリンの特徴

ダージリンは、1年間で3回旬を迎える紅茶です。
春夏秋の3つのシーズンで収穫されるのですが、それぞれ異なる風味が楽しめます。
それぞれ、主にこんな特徴がありますよ♪

(←スマホの人向け画像です。リンクを開くと表がみれます)

 主な呼び方  収穫時期  価格の相場  全体の特徴  味わいの特徴
 ダージリンFF
ファーストフラッシュ
ダージリン春摘み
 3~4月  ブレンドで50g1,000円~

単一茶園もの50g2,000円~

茶葉:浅緑色で、柔らかい手触り
水色:明るい黄金色
風味:若々しく爽やかな香り、程よい渋み。
「うまみ」を強く感じやすい。
 緑茶のようなキリッとした渋み。
みずみずしい果実や花のような、余韻のある香り。
透明感があり、軽やかな味わい。
 ダージリンSF
セカンドフラッシュ
ダージリン夏摘み
 5~6月  ブレンドで50g1,000円~

単一茶園もの50g2,000円~

 茶葉:褐色、しっかりとした手触り。
水色:美しい橙色
味・水色・香りの3つが揃っている。
「紅茶のシャンパン」と表現されることもある。
 春と比べてコクが増し、渋みが減る。
熟した果実のような甘い香りや花の蜜のような濃密な華やかさ。
飲みごたえと香ばしさも感じられる。
 ダージリンオータムナル

秋摘み

 10~11月 ブレンドで
50g700円~単一茶園もので
50g1,500円~
 厚みがあり、しっかりとした手触りの茶葉。
深みのある橙色の水色。
コクと甘みがあり、芳醇でまろやかな味わい。ミルクに負けない風味がある。
あまり収穫量は多くないがお手頃な価格になりやすい。
 一番甘みが強い時期
焙煎したような優しい甘みとまろやかなコクがある。
香り高いミルクティーとしても人気。

茶葉によって「花の香りが強い」「果実感が強い」「野菜のような青みが強い」など、特徴が大きく異なることがあります。
さらに、果実でいうと桃・ぶどう・オレンジなど、微妙に違いがあります。

なので、大まかな特徴や傾向として参考にしてみてくださいね♪

ちなみに、ダージリンファーストフラッシュはこんな感じで…

 

 

 

 

ダージリンセカンドフラッシュはこんな感じ、

 

 

 

 

ダージリンオータムナルはこんな感じです♪

ダージリンの入手方法

気候や現地の状況に左右されますが、例年「収穫時期+1ヶ月~2ヶ月」くらいの時期に日本の店頭に並び始める事が多いみたいです。

SNSやメールマガジンで現地の情報や入荷情報を配信しているお店もありますよ♪
店員さんや現地のバイヤーさん(買い付け担当さん)のオススメが紹介されていることもあり、とっても参考になります!

ダージリンの価格とリサーチ

ダージリンは、比較的値段が高騰しやすいお茶だといわれています。
他では味わえない「特別な風味」のある茶葉や、素晴らしく高品質な茶葉などは、25gで3,000円を超えることも珍しくありません。

とはいえ、お茶選びはアナタの好みが一番大事なので、ダージリンも「高ければ高いほどおいしい!」というわけではありません。
私は「お財布の状況に合わせて気になるものを気軽に飲んでみればいいんじゃないかな♪」って思ってます。

より自分好みなダージリンを探すために、お茶好きさんがあちこちで情報共有していたりしますよ♪
購入前にリサーチをしたい方は、気になる茶園の名前で検索すると情報がGETしやすくておすすめです。

ダージリンの繊細さ

ダージリンは「繊細な香りと味わい」が特徴的な紅茶ですよね。
この風味は、ちょっとした天候の変化で大きく変わってしまいます…!

「去年はピンとこない風味だったけど、今年はかなり私好み!」ということや、その逆パターンなどがよく起こります。
出会いが一期一会なところもダージリンの魅力、自分好みな茶葉を探すのがとっても楽しい紅茶です♪

試飲について

ダージリンはお手頃な価格ではないことが多いですよね。
できれば、購入前に店舗で試飲をして、自分の舌やお財布と相談して決めるのがおすすめです。

最近は、紅茶専門店さんが主催する「ダージリンの試飲会」などもあります。
参加すると楽しく飲み比べができ、様々な味わいを知ることができますよ♪
こういうイベントなら「高い茶葉だし、試飲させてもらうのが申し訳ない…」と、気後れしないのも嬉しいですよね♪

シングルエステートのダージリンについて

他の茶葉と比べても、ダージリンは「単一茶園ものの茶葉」がたくさん店頭に並んでいる印象があります。
私は主に、こんな理由があるからかな?って思います。

  • ダージリンには大小様々な80以上もの茶園がある
  • 繊細な味わいの中に「個性的で」「自分好みな」お茶を探す方が多い

ダージリンに限らず、単一茶園もののお茶は値段が高くなる傾向があります。
だからといって「ブレンドはダメ」ってわけではない…ってお話は、
シングルエステートティーとブレンドティーの違いと魅力を解説した記事でお話していますよ♪

ダージリンの表現によく使われる言葉

ダージリン紅茶の商品説明を見てみると「ぶどうのような」「ジャスミンのような」という風に紹介されていることがあります。
私も初めて説明文を見たときは「えっ、担当の人のポエム!?」ってびっくりしてしまいました。
これは、繊細な味や香りの印象を伝えるために、よく似たイメージのものにたとえているんです♪

フルーツで言うなら、ぶどうの甘さとりんごの甘さと桃の甘さは全く違いますよね♪
ダージリンの説明文でも、そういう微妙なニュアンスをできるだけ詳しく教えてくれています。

大きな方向性としては「フラワリー(華やか、花のような)」「フルーティー(果実のような)」「グリニッシュ(若々しい、青みのある)」という3つの表現がよく使われます。
味や香り全体の印象として見逃せないポイントです♪

私からの「オススメの味わい方」

これは「もっと色んなお茶を飲んでみたい!」「お茶の世界や自分の好みを掘り下げたい!」と思っている方向けのお話です。

それは、お茶を飲みながら「このお茶はフルーティーって感じかな?」などと自分なりのレビュー文を考えることです。
自分の好みの傾向を見つけやすくなり、好みが分かると紅茶を選びの際に目星がつき、上手に買い物ができるようになってきます♪

私もお茶好きの方から教えて頂いて実践し、楽しみながらお茶について考えるきっかけになりました♪
他の方の感想と比べてみるのも楽しいので、ぜひ気軽にやってみてくださいね♪

ダージリンと相性の良いのお菓子

ダージリンは春夏秋で大きくテイストが異なる紅茶なので、合うお菓子も微妙に異なっています。

  • ダージリン春摘み…優しい甘みの和菓子、軽い食感のメレンゲ菓子
  • ダージリン夏摘み…プレーンなお菓子、ナッツを使った香ばしいお菓子
  • ダージリン秋摘み…しっとりしたスポンジケーキやタルト

って感じですね。

このことについては「ダージリンに合うお菓子はこれ!もっと美味しくなる組み合わせの記事」でもっと詳しくお話していますよ♪

終わりに

高級なダージリンは一見すると「めちゃくちゃ高い!」「一杯あたりの値段が高い!」って感じるかもしれません。

ですが、良質な茶葉ほど「煎が効く(何煎も同じ茶葉を抽出して飲める)」ので、一杯あたりの値段に大きな差はないかもしれません。

私の場合、お気に入りのダージリンの茶葉は、
1回目は通常通り・2回目は低温で長めに蒸らして抽出・3回目は茶殻を水出し
ってやり方でとことん楽しんでいます。

ほぼ透明な茶殻の水出しにも上品な甘みがあり、茶葉の特徴がわかりやすいような気がします。
ちょっと背伸びして茶葉を買うときは、とことん楽しむ方法を追求してみても良いかもしれません♪

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