こんにちは、銀猫です♪
今日は、紅茶専門店の店主さんに教えて頂いたティーキャディで茶葉を保存するときのテクニックのお話です。
ティーキャディは保存以外の面でも利点がある!というお話なので、茶葉の保存方法に悩んでいる方も読んでみてください♪
紅茶の抽出条件や見た目の美しさにこだわりたい方にもおすすめです。
それでは、早速みてみましょう!GOGO!
教えて頂いた経緯
このテクニックは、ある紅茶専門店の店主さんから伺ったものです。
お店でお客さんに紅茶を提供するという観点から
「どうすればお客さんにもっと快適に紅茶を楽しんで頂けるか?」
と考え、生み出された方法だそうです。
Twitterに投稿した際にお茶好きさんからも「そういう使い方があるんだ!」という反応を頂いたので、サイトにも掲載致します。
具体的な方法
まず、茶葉をティーキャディーに保存します。
袋入りで買ってきたものは缶に移し、缶入りで買ってきたらそのままでOKってことです♪
テクニックは「茶葉を取り出す際に毎回缶を左右に軽くゆする」だけです。
お茶を淹れるときって、ティーキャディから茶葉を取り出しますよね。
取り出す前に、蓋をしたまま軽くティーキャディを左右に揺らしてあげましょう♪
そうすると、ティーキャディの内部では「茶葉が茶葉で濾過される」という現象が起きます。
大きな茶葉が上の方に細かい茶葉が下の方に、と自然に偏っていきます。
この方法の利点
この方法の利点は、茶葉の大きさを意図的に揃えることができるということです。
紅茶を淹れたとき「茶こしでは濾せない細かい茶葉がカップに入ってしまった…」って経験はありませんか?
見た目や口当たりとしてはあまり嬉しくないものですよね…。
お店で紅茶を出されたとき(特にストレートティーの場合は)カップの底に細かい茶葉が沈んでいたら、とても気になってしまいそうです。
袋のまま茶葉を保存していても「最後の方は細かい茶葉ばかりになる」って事は起きます。
でも、これは細かい茶葉ばかりだけど大きい茶葉もある状態です。
茶葉の大きさごとに抽出時間などを調整していると「どっちに合わせればいいのかな?」って悩んでしまいますよね。
茶葉の大きさがバラバラなのでなんとなく濃い目になってしまったり、雑味の多い味わいになりがちです。
個人の趣味だったら「そういうこともあるよね♪」って楽しめるもしれませんが、お店だとちょっと困りますよね…。
ティーキャディを揺することで、いつも同じ味わいに整えやすくなる!というわけです。
まとめると、
- 茶葉の大きさが揃うと抽出条件を揃えやすい
- カップの底にダストが溜まるのを避けられる(見た目を美しく)
- 細かい茶葉を取り除いて雑味のない味わいに
ということですね♪
細かい茶葉の使い道
店主さんの場合は、ある程度細かい茶葉が溜まったらお菓子の材料に使いたい!という方にあげているそうです。
茶こしで濾せないほど細かい茶葉って、お菓子の材料にするにはぴったりかもしれませんね♪
家庭でもシフォンケーキやクッキーの生地に混ぜ込んだら、口当たり良く紅茶の香りがしっかり楽しめそうです!
私は、他にもチャイ(シチュードティー)の材料に使えそうだと思いました。
本場のチャイは輸出する商品にならないような茶葉を使用するそうです。
その大部分はダスト状の細かい茶葉だといわれているので、本場の流儀的にもぴったりだと思います♪
応用的に、鍋で煮込むミルクティーに使用しても良さそうですね!
この方法の注意点
まず、ティーキャディを強烈に上下に揺らしてはいけないということです。
茶葉を傷めてしまいますし、中身が混ざって「茶葉の大きさを揃える」という目的を損ないます。
私の推測では、ブレンドの茶葉にこの方法を使ってはいけないのかも?と思います。
ブレンドの茶葉の場合、意図的に複数種類の茶葉が使用されています。
恐らく、全ての茶葉の大きさは完全に同じではなく、重みも異なっているはずです。
揺すって濾してしまうとそれらが分離されてしまうので、販売店の意図しているブレンドとは違うものになってしまいそうです…。
「地層のように綺麗に分かれるのかな?」と考えると楽しそうですが、ブレンドの味わいという意味ではやめておいたほうが良さそうですね♪
ティーキャディの利点 終わりに
私は今まで、購入した袋+茶パッチで保存していました。
ティーキャディって見た目はかわいいけどかさばるよね…と思い、なんとなく敬遠していたんです。
でも、このお話を伺ってから「そういう使い方があるんだ!!」とびっくりして、茶葉の性質毎に活用することに決めました♪
シングルオリジンのダージリンなどに使ってみると楽しそうだなぁ…って計画中です♪
茶葉のダストが気になっている方、ストイックに抽出条件を揃えたい方はぜひやってみてくださいね!
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