こんにちは、銀猫です!
今日は、前回に引き続き紅茶専門店Uf-fuさんのお茶から「キームントレゾア2022スペシャル」を飲んでみました。
このキームントレゾアという茶葉はUf-fuさん好みの味わいをお伝えして特別に作ってもらったロットだそうです。
他店のキームンとはどう違うのか?って気になっちゃいますよね~!
ポイント別に、茶葉の様子・水色・風味・茶殻などを画像つきでお伝えしていきます。
ちなみに、キームン(中国紅茶)ですが西洋式のティーポットによる抽出でおいしく淹れられました!
「中国紅茶は気になるけど、ティーポットでしか淹れられないからなぁ…」って方にもおすすめです。
それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう!
キームントレゾア2022スペシャルってこんな感じ
公式の通販サイトでは、キームントレゾアについて
現地の作り手の方が、ウーフ好みの味わいに合わせて作ってくださった、ウーフにしかない特別なロット。
口に含むと、華やかさに包み込まれるようなその味わいから、2019年産が終売となってから、ずっと再入荷を望むお声をたくさんいただいていおりましたが、3年越しに入荷いたしました!
蘭の花や蜜を思わせる独特の甘みと香り、そして長く続く余韻が魅力。
ぜひお試しいただきたい逸品です。
と説明されていました。
お値段は60g2,600円ほどでした。
特別オーダーのお茶としては比較的お手頃な価格だと思います。
また、このお値段に見合う(あるいはそれ以上)の丁寧な作りでもあったので、私はすぐに飲みきってしまいました。
また買いたい・飲みたいお茶リストに入れています!
キームントレゾア2022スペシャルを実際に飲んでみた様子
それでは、実際に淹れていきましょう!
今回は特別オーダーのロットなので、抽出方法も初めからUf-fuさんおすすめの条件のなかで濃いめ(茶葉1gに対して水150ml・5分)でいれています。
まず、茶葉の見た目はこんな感じ。
全体的に葉が細く小さく、等級の高い葉っぱが使われているみたい。黒々とした茶葉で大きさや撚りの加減がよく揃っています。
金芽は多すぎず、そして香りに焦げ臭さなどはなく、香り・味ともに期待できそうですね。
大きさがよく揃っているので抽出もあまり難しくなさそうですね。
食べると、サクサクぽりぽり系でよく乾いて撚りも強め。たしかにこれは5分がよさそうです。
この状態から明確に蘭の花の香りが感じ取れました。やや酸味がかった中国紅茶らしい甘みで、乾燥茶葉には珍しくらいしっかりと甘やかな余韻があります。
温めたポットに茶葉をいれると、枯れ木とやや酸味混じりの藁のような香り。
カップでは軽く煙香混じりの龍眼系の甘い香りが目立ちます。蘭の花の香りは鼻先でふわっと漂い、全体的にとても上品です。
どちらも香りがすごくはっきりしているのにぶつかっていません。
味わいは、口当たりから余韻までなめらかに甘みがつながっていく感覚が強いです。
香り同様の龍眼を連想するしっとりした甘みが間延びすることなく余韻まで楽しめます。
苦渋がほとんどなくスムーズなぶん単調になりやすそうですが、鼻抜けの蘭の花の香りがアクセントになって層を生み出している印象です。
ミドルボディタイプですが、味の質が高く香りが複雑なので一杯での満足感が高いです。
中国紅茶あるあるではありますが、冷めると酸味に転びやすいので温かいうちに飲み切りたいですね。
茶殻はこんな感じ。整然としていてきれいですね~!
すっきりとしたさわやかな花香があります。
葉の開き方としては5分でちょうどよさそうです。好み次第でさらに長くすることはあっても、短くするのはやめたほうが良さそう。(葉が開ききらないため)
よく探していくと茎の部分が入っていて、味わいの甘みもしっかりと出していることがわかります。
キームントレゾア2022スペシャルの味わいの感想
それでは、キームントレゾア2022スペシャルについて、ポイント別に整理してみます。
風味のキーワードになりそうなのは龍眼・蘭の花です。
渋み ★☆☆☆☆
香り ★★★★★
重厚感★★★☆☆
甘み ★★★★☆
ひとことで言うなら「ポットで淹れることを想定して調整されている上質なキームン!」です。
蘭の花の香りと龍眼の甘さが複雑に絡み合っていて、独特の上品さを醸し出しています。
味と香りの方向性がしっかり合ってできあがった層が“澄んでいるのに複雑で強い満足感がある”という感覚を生んでいるのかな?
まさにスペシャルなお茶だと思いました。買ってみてよかったです。
キームントレゾア2022スペシャルのおすすめの楽しみ方
私はキームンのミルクティーが好きで、購入すると必ずミルクティーも試しています。
ただし、このキームントレゾアはボディや煙香が強いタイプではないため、ストレートで楽しみたい茶葉だと感じました。
一応試してはみたのですが、この水色を見てわかるとおり雑味が少なく澄んでいるタイプなので、ミルクに負けてしまいました…。
強いクセや尖った渋みがないのでペアリングにはあまり困らなさそうです。
単体でしっかりと完成しているタイプなので、お菓子無しでもきっと満足できるはず。
温かいうちに楽しむのがおすすめですよ!
終わりに
これまでに飲んだティーポットで淹れるタイプのキームンでは、間違いなくナンバーワンに私好みの味わいでした。
煙香や酸味が強すぎず、鼻先で開くような蘭の花と上質な甘み…このバランスがなかなかありません。
「Uf-fuさんが特別オーダーでこのお茶を作ってくださったおかげで今、ここで飲めるんだ!」とありがたくなっちゃう風味です。
あっという間に飲みきってしまったので、なくならないうちに追加購入したいです。
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