こんにちは、銀猫です!
今日はスリランカの紅茶「ウヴァ」のなかから、ダンバテン茶園の茶葉の感想をお届けします!
日本でよくみかけるウバは、BOP等級のものかな?と思いますが、
今日の茶葉はとっても細かいD1等級です。
茶葉の様子・水色・風味に加え、茶葉の細かさやBOPとの比較も画像つきでお伝えします。
それでは、茶葉の紹介から見ていきましょう!
ウヴァ ダンバテンD1ってこんな感じ
こちらの茶葉は、神保町にあるセイロンティー専門店「青山ティーファクトリー」さんで購入しました。
お値段は、100g1,400円とリーズナブル。
ミルクティー向けの茶葉として仕入れたそうです。
毎日気軽に飲める価格帯なのに、風味も豊かな茶葉が揃っていますよ。
通販もあるので、気になる方はぜひ覗いてみてくださいね。
https://shop.a-teafactory.com/products/list.php
D1ってどんな感じ?
D1は、紅茶専門店でもあまり見かけないタイプなので
「それってつまり…どんな感じ…?」
と、気になりますよね。
日本紅茶協会のサイトに茶葉の等級に関する解説があるのですが、こちらにはD1はありませんでした。
調べていくと、どうやらD1はダスト等級のなかでPD(ペコーダスト)よりもさらに細かい茶葉を指すことが多いようです。
D>PD>D1という感じですね。
紅茶の本では、ダスト等級はティーバッグによく使用されると紹介されていますよね。
念のため、茶葉の大きさを比較してみました。
画面右がリプトンのイエローラベル、左が今回飲むウヴァダンバテンD1です。
リプトンのイエローラベルの中身よりも、D1のほうが茶葉が細かいですね~!
かなりスピーディーに、濃く抽出できそうですね。
ウヴァ ダンバテンD1を実際に飲んでみた様子
前置きが長くなりましたが、実際にダンバテンD1を淹れてみましょう!
抽出条件は、6g300ml3分。テイスティングカップ時は、3g150ml3分です。
今回は、比較対象として青山ティーファクトリーさんのウヴァ ハイランズ茶園BOPを用意しました。
水色や茶葉の細かさなど単体では分かりにくい要素も、比較することでよくわかりますよ。
まず、茶葉の様子がこちら。
ダンバテンD1は砂漠の砂のように細かくてサラサラしています。
全体は茶色と黒、中には明るい茶色の産毛のようなものも見えます。
細かいのであまり食感は楽しめませんが、食べるとうまみを感じます。あとからフレッシュな青さを感じます。
水色はこんな感じです。
比べるとBOPのハイランズがとても淡い色に見えてきますね!
肉眼では、ダンバテンD1はコーヒーのように深い褐色に見えます。
温めたポットに茶葉をいれたときは、ウバ特有の爽やかさは控えめな印象です。
代わりに、甘めのトマトのような香りがしました。
注ぐと、軽く焙煎系の香りとウヴァらしい清涼感のある香りが立ちます。
どちらもあまり強くないので、強い風味のあるお茶を飲み慣れていない方にもよさそうです。
ストレートで飲むと、濃いお茶を飲み慣れた私でも酸味混じりの渋みが強い…!と感じました。
渋みの中にミルクティー映えしそうな穀物系の甘みはあるものの、アッサムのような重さはありません。
(合間にハイランズBOPを飲むと「華やかで清らかで、ほどほどの渋みで飲みやすい~!」と感じます。)
茶葉がかなり細かいため、一般的な茶こしでは間をすり抜けてしまいました。
口当たりが気になる場合、ルピシアなどで売っているコットンの茶こしなどを使うのがいいのかな?と思います。
茶殻は、ふかふかの手触りで香りはあまりありません。
食べると、出がらし系の味と旨味を感じます。
ミルクティーにしてみた
ミルクを加えるとこんな感じ。
牛乳のコクと甘みが加わることで、ストレートでは気になった酸味が消えました。
もともと茶葉に苦みや嫌な風味はないため、クセのないミルクティーになっています。
たっぷりミルクを加えてもしっかり紅茶の風味が感じられるため、濃厚なミルクティーが好きな方におすすめできそうです。
ウヴァ ダンバテンD1の味わいの感想
それでは、ウヴァ ダンバテンD1についてポイント別の感想です。
もともとミルクティー向けとして販売されている茶葉なので、ミルクを入れたときのバランスを加味しています。
渋み ★★★☆☆
甘み ★★★★☆
重厚感★★★★☆
ミルクティー向け茶葉として人気があるアッサムCTCと比べると、甘みもコクもすっきりしていると感じます。
形状はミルクティーに合うように加工されていても、ところどころウバらしい甘みや香りが感じられました。
ウヴァ ダンバテンD1のおすすめの楽しみ方
ミルクティーを基本としつつ、焼き菓子やカスタードのお菓子などとあわせるのが良さそうです。
風味がしっかりしているので、スパイス系のお菓子とあわせてもバランスがとれます。
今回は、エッグタルト(カスタードのパイ)やスパイスの効いたクッキーをあわせてみました。
このミルクティーは紅茶の飲みごたえもしっかり感じられるので、
毎朝の朝食と一緒に飲んだり、仕事の合間の気分転換にも活躍してくれそうです。
終わりに
今回は、専門店でもなかなか見かけることのないD1等級の茶葉をご紹介しました。
ダンバテン茶園は、ウバエリアの中でも歴史ある茶園です。
詳しくは、2018年のダンバテンBOPについて紹介した記事をどうぞ。
青山ティーファクトリーさんのウバは、甘みも香りもちょうどよく感じられてとてもおいしいですよ。
まだウバを飲んだことがない方もぜひ試してみてくださいね。