こんにちは、銀猫です。
「紅茶って種類が多くてややこしい…」「気になる紅茶があるんだけど、好みのテイストなのか不安」
って思っていませんか?
そんなあなたのために、代表的な7種の紅茶について、大まかな特徴を解説してみました♪
この記事を読めば主な紅茶のことが分かるので、購入前に色々知っておきたい人も参考にしてみてくださいね。
「あれっ!?ミルクティー用にこの茶葉を買おうと思ってたけど…こっちのほうが良さそう?」
など、意外な発見があるかもしれません♪
あなたの好みにぴったりな紅茶をみつける近道になるかもしれませんね♪
それではいっしょに、紅茶の世界にレッツゴー!
世界中で愛されている7種類の紅茶たち
それでは、まず全体像からみていきましょう!
ここにあるものが紅茶の全てというわけではなく「世界中で愛されている紅茶の中から、有名な7種類についてお話するよ!」ってことです♪
- ダージリン
- アッサム
- セイロン(スリランカ)
- ウバ
- キーマン(祁門・キームン)
- ニルギリ
- フレーバードティー(アールグレイなど)
既に有名な紅茶の種類を知りたい!4種の紅茶の特徴をポイント別に解説の記事を読んでくださった方は、
ダージリン・アッサム・セイロン・アールグレイについてはご存知ですよね。
この記事では、
世界的に有名な4種類に、
紅茶の世界ではとても有名な3種類を加えて、合計7種類を一覧でご紹介します!
リストの上の方に並んでいる名前は「結構聞いたことがある!」って方も多いかもしれませんね。
下の方の紅茶を知っている方は、自覚はなくてもかなりのお茶好きさんかもしれません♪
それでは、ダージリンから見ていきましょう~!
1.ダージリン
ダージリンは1年間に3回(春夏秋)旬がある紅茶です。
特に有名なのは夏摘みで、コクのある味・香り高さ・美しい水色が揃っていることから高評価を得ています。
近年注目されている春摘みのダージリンは、日本茶を飲み慣れた人にも親しみやすい、清々しく華やかな味わいです。
春摘みと夏摘みをブレンドした商品の場合は、平均すると
重厚感 ★☆☆
フルーティー★★☆
渋み ★★☆
といえそうです。
春のダージリン
春のダージリンは、比較的さっぱりとした風味が特徴的ですよ。
茶園によって異なりますが、春の野原のような爽やかな風味や、りんごや柑橘を思わせる華やかさも感じられます。
茶葉も緑みが強く、日本の緑茶(煎茶)のような明るく澄んだ水色のことが多いです。
夏のダージリン
画像を見て「夏のダージリンは、春より茶色みが強いな~」というのがなんとなく伝わったでしょうか?
色と同様に味わいにも深みが出て、春よりも甘みや飲みごたえが出てくる傾向があります。
ダージリンファンに人気がある「マスカテルフレーバー」を体感したいなら、夏のダージリンがオススメです!
ダージリンの魅力
ダージリンのお値段はややお高めになりがちですが、産地での徹底した管理や豊富な選択肢など見どころがたくさんある紅茶です。
- 日本茶のような味わいがお好きな方は春摘み
- まろやかでコクのある味わいがお好きな方は夏摘み
- 渋みが苦手で甘みを楽しみたい方は秋摘み
から試してみるのがおすすめですよ。
茶園ごとの個性も楽しめるので、お茶好きさんからも根強い人気があります。
詳しくは紅茶の種類「ダージリン」とは?春夏秋の特徴と購入前のアドバイスの記事が参考になりますよ♪
2.アッサム
アッサムは多数ある紅茶の中でも特に、コクが強い(濃厚な)紅茶として有名です。
水色も赤みのある褐色で、まるで赤ワインのようですよね。
アッサムはさつま芋のような濃い甘みや芳醇な香りも特徴的な紅茶ですよ♪
見た目は黒っぽさが強いですが、コーヒーのような「渋い!」って衝撃はありません。
重厚感 ★★★
甘み ★★★
渋み ★☆☆
アッサムは生産される茶葉の90%がCTCという製法で加工されます。
そのため、↓の画像のように少し丸まった、細かい粒のような形になっていますよ♪
これはアッサムをミルクティーとして飲む人が多いことから生まれました。
イギリスのような「コクのあるミルクティー」や、日本でも人気の「チャイ」にアッサムは欠かせません。
CTC製法は「紅茶を濃い目にいれられる」という特徴があるため、初心者さんでもしっかりおいしいミルクティーを作りやすいです。
飲み方は、ミルクとお砂糖をたっぷり入れたミルクティーか、ストレートがおすすめです。
全体に深みが出るので、はちみつとあわせるのもおすすめです。
詳しくは、アッサム紅茶の特徴とは?オススメの飲み方と食べ合わせも解説の記事が参考になりますよ♪
3.セイロン(スリランカ)
セイロンティーはさらに5つのエリアに分けることができます。
茶園の標高の違いから、味わいが大きく変わることを実感できますよ♪
お茶メーカーさんが販売している、標準的な「セイロン」のブレンドならこんな感じです。
重厚感 ★★☆
フルーティー★☆☆
渋み ★★☆
旬な茶葉をブレンドしたものなら、フルーティーさや華やかさもしっかり感じられます。
すごくバランスの取れた紅茶なので、お茶好きさんも「気軽に飲む用(普段飲み用)」にしていることが多い印象です。
また、喫茶店やファミレスのメニューの「紅茶」は、このセイロンのことが多いですよ。
上の画像は、セイロン紅茶のディンブラです。
明るいオレンジがかった水色は、お日様の下でのティータイムにもぴったり。本当に美しいですよ~!
ミルクにも合い、アイスティーやフルーツティーなどのアレンジにもぴったりです。
もちろん、ストレートでも美味しいですよ♪
市販品で最も有名なセイロンブレンド紅茶
市販品のなかでも最も有名なセイロン紅茶は?というと、ペットボトル紅茶やティーバッグ紅茶などでおなじみのリプトンが販売している商品があります。
昔ながらのサイズは、たっぷり450g!入りですが、最近は小さな110gサイズもありますよ。
このリプトンのセイロン紅茶をきっかけに紅茶にハマった方も多く、今もテイスティングの指標としているプロの方もいるとか。
110gサイズは毎日300ml飲むと3週間以内で飲みきれるので、ぜひ一度お試しください。
セイロン紅茶の歴史や5つの産地それぞれの特徴については、
紅茶の種類「セイロン」5つのエリアの特徴を一覧でみるの記事が参考になりますよ!
4.ウバ
ウバ紅茶はセイロンティーの5大産地の中のひとつです。
ウバ紅茶が特に有名なのは他の紅茶にはない味わいと香りがあるからですよ♪
旬の時期に収穫されたウバ紅茶からは、ミントのようなスーッとした香りがします♪
この香りは「サロメチール香」や「ウバフレーバー」と呼ばれ、他の茶葉にはない魅力としてファンを惹きつけています♪
重厚感 ★★☆
フルーティー★★☆
渋み ★★★
味わいとしてはキリッとした渋みも特徴的で、香りと合わせてとても爽やかに楽しめます。
フルーティーというよりは、グリニッシュ(緑茶のような若々しいテイスト)も含む風味の茶葉が多いです。
水色が美しい紅茶としても有名で、カップの内側にできる黄金の輪(ゴールデンリング)も必見です。
上質な茶葉を手に入れた際は、ぜひ、内側が真っ白なカップで見た目も楽しんでみてくださいね♪
飲み方としては、砂糖なしのストレートか、ミルクティーにして頂くのがおすすめです。
ミルクをたっぷり淹れると渋みが適度に和らぐので、濃くなりすぎたときも大丈夫です♪
私は朝食といっしょに飲むのが大好きです♪
ウバ紅茶を飲むとスッキリ目覚められて気持ちがシャキッとしますよ~!
もっと詳しく知りたい方は「ウバ紅茶」おすすめの楽しみ方と特徴は?爽やかさの理由に迫る!の記事が参考になりますよ♪
5.キームン
中国の安徽省・祁門で収穫される紅茶の種類で、伝統的な高級紅茶として世界中で飲まれています。
伝統という面では、ビクトリア女王の誕生日に献上され「王室のお誕生日に飲まれる紅茶」としても有名です。
イギリスでは「上品なお茶」として根強い人気を誇り、各お茶メーカーの「ロイヤルブレンド」によく使用されています♪
重厚感 ★★☆
フルーティー★★☆
渋み ★☆☆
キームン紅茶はランクによって香りの印象が大きく変わりますが、渋みが少なく適度にコクがある味わいは共通しています。
渋みが少ないので「うっかり蒸らし時間をオーバーしちゃった」ってときも、大きな失敗にはならない印象です。
日本でも通常出回っているキームン紅茶は、いぶしたような香りが特徴的です。
よく「スモーキー」「燻香」などと表現されるのはこのタイプです。
なかなか手に入らない上質なキームン紅茶にはあまりスモーキーさがありません。
燻香が減り、蘭の花・果実・花の蜜のような甘い香りが感じられます。
王室や国賓へのプレゼントに利用されることも多く、かなりの高値がつきます。
飲み方としては、中国ではストレート、イギリスではミルクティーにするのが人気です。
ほっとする香りと味わいがあり、優しい雰囲気の紅茶なので、リラックスするにはぴったりですよ♪
キームン紅茶はチーズやナッツ、ドライフルーツとの相性がバッチリです。
詳しくは、祁門紅茶のスモーキーって何?タイプ別の特徴やオススメの楽しみ方の記事で解説しています♪
6.ニルギリ
ニルギリという紅茶の種類は、よく「クセがない」と表現されます。
強い渋みも香りもなくパンチのあるコクもありません。
他の紅茶が刺激的すぎる…という方や、あっさりとした味わいが好きな方におすすめです。
一年中販売されているブロークンタイプのニルギリはこんな感じです。
重厚感 ★☆☆
フルーティー★☆☆
渋み ★☆☆
また、ニルギリは生産量が多く比較的安く(50gで500円くらい)で手に入るのもポイントです。
お茶メーカーさんでは「クセのない味わい」と「安定して入手できる」ことを活かして、フレーバードティーのベース紅茶として使用されることも多いようです。
ご自宅でアレンジティーを作る方にもニルギリはおすすめだといえそうですね♪
飲み方としては、ストレートやレモンティーにするのがおすすめです。
繊細なレモンの風味をしっかり引き立たせてくれますし、渋くなり過ぎないので初心者さんでも簡単です♪
個性的なニルギリの話
一方で、最近は「個性的なニルギリ」が多く登場しているように感じます。
たとえば、私が飲んだことのある旬の時期のニルギリの中には、
- チャムラジ茶園…ほんのりとオレンジのような香り。レモンティーにぴったり
- クインショラ茶園…ウバのようなキリッとした渋みとグリニッシュさで、非常に爽やか
ってものがありました。
↑もニルギリなんですよ~。
そんな個性的な旬のニルギリでも、50g800円以内!
かなり安いので気軽に飲むことができますよ♪
クォリティーシーズンの店頭には「クセのあるニルギリ」も並ぶので、ぜひ試してみてくださいね!
びっくりする体験があなたを待っていますよ♪
7.フレーバードティー(アールグレイなど)
フレーバードティーは茶葉に香り付けをした紅茶のことです。
同じ名前でもメーカーによって香りや味はさまざま。
もともと、フレーバードティーのベースの紅茶はニルギリ茶葉やキャンディ茶葉を使用していることが多かったのですが、近年はダージリンを使用することも増えています。
たくさんの種類があり、同じ名前でもメーカーによって香りや味はさまざまなのが特徴ですよ。
香りが華やかな分、渋み・飲みごたえは比較的あっさり仕上げられている商品が多い印象です。
重厚感 ★☆☆
フルーティー★★★
渋み ★☆☆
代表的な例でいうと、
- アールグレイは…ベルガモットという柑橘類の香りをつけた紅茶
- ジャスミンティー…茉莉花茶。緑茶にジャスミンの花の香り
があります。
アップルティーやピーチティーも、紅茶にそれぞれの香りをつけたお茶です。。
フレーバーティーの場合は、香りがリンゴでも味はリンゴじゃない!ってことがポイントです。
ついているのは香りだけなので、味は紅茶のままです。
ストレート・ミルクティー・レモンティーなど、香りに合うアレンジを楽しんでみてくださいね。
見た目も華やかなセンティッドティー
フレーバーティーには
- 香料を吹きかけるタイプ
- 花や果実などを混ぜて香り付けするタイプ
があります。
後者のことを、特に区別して「センティッドティー」と呼ぶことがあります。
たとえば、TWININGSのレディグレイは、
レモンピール・オレンジピール・ヤグルマギクを茶葉に混ぜ、さらにベルガモットの香りをつけています。
クスミティーのSweetLoveはカルダモンやピンクペッパーなど、スパイスがふんだんに入っていて、見た目も香りもユニークです。
このような「合わせ技」のフレーバーティーは香りもしっかり感じられ、見た目が華やかで人気があります。
お祝いの席のお茶やギフトにもぴったりですね!
味わいの面では、果実(ドライフルーツなど)が入っている茶葉はほんのりと自然な甘みが感じられることもあるようですよ♪
金平糖やバラの花びらなどが入った茶葉もあるので、ガラスポットで淹れて楽しむのがおすすめです。
詳しくは、フレーバードティーって何?種類やオススメの楽しみ方を解説の記事が参考になりますよ♪
紅茶の種類を一覧でみる!代表的な7種の紅茶の特徴を解説 まとめ
あっという間に紅茶中級者並みの知識をGETできたような気がしませんか?
つまり、あとはアナタの舌で確かめてみるだけってことです♪なんだかワクワクしてきましたね!
私は「いろんな紅茶を飲んでみよう♪」ってタイプなので、この一覧の種類をどんどん飲んでみましたが、
「ダージリンだけひたすら追いかけてみたいなぁ」
「自分らしいアレンジティーをいっぱい作ってみよう♪」
「毎日の休憩に取り入れてもっとリラックスしよう」
「大好きなお菓子と相性のいい紅茶はどれかな?」
などなど、紅茶には色んな楽しみ方があります。
私は、ライフスタイルや好みに合わせて楽しめるのも紅茶の魅力だと思っています。
アナタらしい紅茶との付き合い方がきっとみつかりますよ♪
紅茶についてもっと知りたい!って思った方は本で学んでみるのもおすすめです!
紅茶の教科書を読んだ感想 主な内容は?初心者におすすめ?
紅茶の本 「知る・味わう・楽しむ 紅茶バイブル」はおすすめ?見どころ解説
など、紅茶の本のレビュー記事もきっと参考になると思います♪
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